損害保険ジャパンは、白川儀一社長が辞任すると正式に発表しました。
中古車販売大手ビッグモーターの保険金の不正請求問題で、不正の可能性を認識しながら取引の再開を促すなど不適切な対応を取ったことへの引責とみられています。
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中古車販売大手ビッグモーターが意図的に顧客の車両を傷つけたり、修理に伴う保険金を水増し請求したりしていた事件で、ビッグモーターの兼重社長と息子の副社長は辞任、国交省が関係者の聴取を行うなど批判がさらに高まっていました。
これらの事態を重く見た鈴木俊一金融相はビッグモーターと損保ジャパンに立ち入り検査を通知しました。
白川社長は不正の疑いを認識しながらビッグモーターとの取引を再開するよう社内の会議で促していたことが明らかになっています。
白川社長はビッグモーターの事件に関して「私どもが知りようがなかった」と述べていました。
白川社長は2021年の就任当時「37人抜き」の社長就任で注目されていました。
損保ジャパンとビッグモーターの関係は、TBSとジャニーズ事務所の関係とひじょうに似ているようですが、マスメディアは自社には甘いようです。