武見厚労相がフジテレビの報道番組でアルツハイマー病新薬「レカネマブ」に保険適用を検討する考えを示したことが波紋を呼んでいます。
厚生労働省の専門家部会が9月21日、エーザイと米国バイオジェンが開発したアルツハイマー病の新薬「レカネマブ(商品名レケンビ)」に対して製造販売の承認を了承を行っていました。
アメリカの販売価格は年間1人当たり約2万6500ドル(約390万円)という超高額なものになっています。日本では高額療養費制度があるため、患者の自己負担は、70歳以上の一般的な所得の人の負担は年間14万4000円が上限となることから、現役世代の負担をさらに重くすると問題視されています。
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現役サラリーマンにとっては天引きが増える可能性が高いつらい承認となりました。めぐりめぐって日本国民みんなが不幸になるかもしれませんが。
390万といえば年収500万の手取り額に相当するそうです。
しかし高額な薬にもかかわらず効果はかなり限定的なようです。
さして効果の期待できない薬の費用はけっきょく誰が負担するのでしょうか。
そして誰のための保険適用なのでしょうか。
現役以下の世代は費用を払っただけで恩恵は受けられない可能性が高いです。問題はどのような形で破綻するかですが。
保険料の枠内で医療を行わなければ世代間格差は広がるばかりです。
武見厚労相率いる厚労行政は異常なことになっています。
医学の勝利が国家を滅ぼす日は近いかもしれません。