やらないと損!今すぐやるべき男性の外見磨き4選

黒坂岳央です。

先日、ある婚活ビジネスの女性経営者と会話をする機会があり、その時に興味深い話を聞いた。「婚活をする女性は外見を磨かない人などほとんどいない。だが、男性はその逆に外見をきれいに見せる努力をしない人が大多数。だから男性は少し整えるだけでも簡単に差がつけられる。男性は外見磨きについては実はイージー」ということだった。

そして外見を磨くことは得をするためというより、「損をしないため」にするものだという。これはビジネスにも通じるところはあるだろう。

自分自身、完璧に全部できているわけではまったくない。決してえらそうなことをいえる立場ではないが、意識して気をつけているポイントがいくつかある。同氏の話も踏まえ今すぐ改善できそうな内容に限定して取り上げたい。

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1. 体型

まずは体型、40代以降はスリムな体型の人とお腹がでっぷり出る人にわかれる。物心ついた時からずっと太っているとか、病気の治療薬の副作用でそうなっている人もいるので十把一絡げに「太っているのは怠慢」と言い切ることは難しいが、若い頃スリムだったのなら努力で痩せることはできる。

正直、太っているというだけで世間の評価は厳しくなる。なぜなら肥満を許す客観性の欠如や生活習慣の乱れなどが表面化しているということに他ならないからだ。体型管理ができないなら、他のこともおろそかでは?という印象を受ける人もおり、本人が相手の印象を操作することは痩せる以外に何もない。だから努力して体型を整えるしかない。

体型が崩れる最大の原因は運動不足ではなく、食べ過ぎが原因である。よくある失敗パターンは気まぐれでちょっと走ってみるけど、食事内容や分量がそのままなので痩せることができず、やがてその運動もやめてしまうというケースである。スキマ時間でできる軽い運動で消費できるカロリーは極めて小さい。最初から運動でやめようと思わず、食後のデザートとか間食、それに脂質と糖質を減らす努力をするほうが遥かに効果がある。

2. 服装

次は服装である。別に高級ブランドもので身を固める、という話ではなく大きなマイナスポイントを避ければ良い。なぜなら服装はその人の美的センスや客観性を示すパラメータであり、この値が低いとその人の総合的な能力そのものを疑われかねないからだ。

実際、ビジネスにおいて医師が白衣を着る、弁護士がスーツを着れば極めて権威的な印象を与える。逆にドラえもんのシャツを着た医師が出てきたなら、初対面の患者は強い不安を感じるのではないだろうか。

服装で気をつけるべきは

  • 年齢不相応の若すぎるものは避ける
  • 上下でバランスが取れている
  • 着すぎて古くなったものはやめる

このあたりを意識すればかなり改善できるはずだ。自分で整える自信がなければ百貨店に入ってる店舗で「セミナー講師にふさわしい上下をお願いします」といえばプロが考えてくれる。

3. 体臭

体臭にむとんちゃくな人は少なくない。といっても香水をふりかける必要はなく、体臭の原因を改善すれば良い。

ビジネスで体臭が強いとそれだけでマイナスになる。一度、賃貸マンションの内覧に行く時に靴を脱いだ営業マンの臭いが強烈過ぎて、その後の説明がまったく頭に入ってこず後日内容を振り返ろうとしても臭いしか記憶にないということがあった。大げさなようだがそれほど強烈だったし、強烈すぎると話の内容が入ってこなくなる。当然、いい印象はない。この場合は履いている靴を交換する、靴下を二重に履く、デオドラントクリームを使うなどで対策は可能だ。

ちなみに体臭といっても口臭もあり、その場合は足と違って即時対応ができない。この場合、最大の原因をなんとかする必要がある。それは食事である。キムチ、納豆、にんにくあたりは人と会う前日から控えるのが無難だろう。

4. 持ち物のグレード

最後にカバンやペンなどの持ち物のグレードについてだ。これは自分自身も良く失敗してきたので人様に講釈できるような立場ではないが、知識として得られらたものをシェアする気持ちで書いておきたい。

まずはパッと見て安物は避けた方がいい。たとえば不動産会社の営業マンが出してきたボールペンが100円ショップで買ったものが出てきたら「本当は儲かっていないのでは?この会社に任せて大丈夫か?」と不安になる人はいるだろう。また、持っているバッグがボロボロで穴が開いていたり、机に無造作においたスマホの画面がところどころ割れているとどうしても貧乏くさい印象を受ける人はいる。実際はそうでなくてもあくまで人が受ける印象はそうなってしまうという話だ。

だから持ち物はある程度のグレードのものを持った方がいい。趣味ならどうでもいいかもしれないが、あくまでビジネスの場はお客さんがどう感じるかが全てである。それなりのグレードを持っておくことは顧客の信用を得るためにも必要だろう。

あげていけばきりがないし、人によって意見分かれる部分もあるが今回は誰でも整えることで外見磨きに繋がりそうなポイントを取り上げた。元々は婚活の場で顧客にしているアドバイスなのだが、これはそのままビジネス現場でも使えるだろう。

 

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ビジネスジャーナリスト
シカゴの大学へ留学し会計学を学ぶ。大学卒業後、ブルームバーグLP、セブン&アイ、コカ・コーラボトラーズジャパン勤務を経て独立。フルーツギフトのビジネスに乗り出し、「高級フルーツギフト水菓子 肥後庵」を運営。経営者や医師などエグゼクティブの顧客にも利用されている。本業の傍ら、ビジネスジャーナリストとしても情報発信中。