中東における米軍基地が親イラン勢力に攻撃されたことを受け、バイデン大統領はイランに「反撃」をすると警告しました。
米国政府はイラクやシリアの米軍基地への攻撃にイランが関与していたとの観測を強めています。
米国上院のグラハム議員はイスラエル・ハマスの紛争が戦線拡大すれば、イランにも飛び火するであろうと警告を発しています。
リンジー・グラハム、イスラエルとハマスの戦争が拡大すれば「あなたの裏庭にやってくる」とイランに警告
米国の資源と関心が欧州だけではなく、中東にさらに注がれることになればアジア地域への対応が手薄となってしまいます。
米国がイランへの圧力を強化すれば、イランが核開発を急ぐ可能性も危惧されます。
米国はウクライナ戦争とイスラエル・ハマス紛争という二つの戦争を間接的に戦いながら、東アジアの方でも台湾有事の勃発を防ぐ必要性に迫られています。このことにより、バイデン大統領は意図せぬ形で戦時大統領としての役割を担うことになっています。
ウォール・ストリート・ジャーナル紙 バイデンは “終わらない戦争 “を終わらせたかったが、今は “戦時大統領 “に見える
ハマスとイスラエルとの紛争は、バイデンの任期中、米国が権力と威信を投入した2回目の紛争である。