スタバのない晴海フラッグで始まる不本意な「人体実験」

晴海フラッグへの引越しまで3ヶ月を切って、頭の中の30%位が晴海フラッグになっています。

引っ越しに必要な資料を準備しながら、今気になっているのは、敷地内の商業施設にどのようなテナントが入るかです。内覧会で現地に出かけるとサミットストアや100円ショップのダイソー等の看板が目に入ってきます。

私が最も気になっているのは、敷地内にスターバックスコーヒーのような大手チェーンのカフェが入るのかどうかでした。

ところが、発表された出店リストを見ると、飲食店はロイヤルホストのようなファミリーレストランと、聞いたことのないハンバーグ店やラーメン店など、なんとも微妙なラインナップです。

そして、カフェはCafe & Restaurant CENTRALE(カフェ アンド レストラン セントラーレ)という聞いたことの無いお店が入っているだけでした。スターバックスどころか、ドトールやタリーズコーヒーすら無いのです。

その代わりに、なぜか麻辣大学という四川料理のお店が入っています。しかもファミリー向けに作られた新業態のようです。

四川料理の麻婆豆腐は大好物ですが、晴海フラッグで家族向けにアレンジされたマイルドな甘口の麻婆豆腐を食べたいとは思いません。

さらに、スーパーは入っているものの、コンビニエンスストアは入店しないこともわかりました。

そもそも、ファミリーが中心の街だから、私のような要望を持つ人は少数派で、カフェやコンビニは必要ないと思っている人がほとんど。がっかりしているのは私くらいなのかもしれません。

という訳で、来年1月からは、スタバとコンビニのない生活が始まることになってしまいました。

毎朝、スタバに行って仕事をする生活習慣をどうしたら良いのでしょうか?

環境変化に順応して、自分のライフスタイルを変えることができるのか。それとも、耐え切れなくなって、とっとと逃げ出すのか。

とても不本意ながら、ライフスタイルの「人体実験」が始まることになってしまいました。


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2023年11月2日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。