新NISAは日本人に必須!でもそれだけでは不十分

投資に興味を持つ人が益々増えてきています。それには2つの背景があると思います。

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まず、所得が増えないことです。仕事をしても、収入はなかなか上がらず、社会保険料や健康保険などの「見えない税金」によって、手取りは少なくなっていきます。それに追い打ちをかけて、インフレが実質的な所得を引き下げます。

そして、来年から新しいNISAの制度が始まることが投資を後押ししています。金融機関の顧客獲得競争もあって、NISAをきっかけに投資を始めようという人も多いのです。5年間で1800万円という税制優遇の枠が広がり、これを利用しない手はありません。

新NISAを有効活用して金融資産による投資を始めることは、これからの日本人に必須といえます。

しかし、金融資産を使った資産運用だけでは不十分です。これは、私が25年以上国内外の金融機関で仕事をしてきて痛感したことです。

株式のインデックスファンドの積立で資産が積みあがっても、それをいつどうやって活用するかに関しては、安心できる方法がありません。資産を取り崩せば、その分減っていきます。

だから大切なのは、NISAを活用した投資に、インカムゲインによって毎月の定期収入が得られる実物資産を組み合わせていくことです。

特に、日本円のインカム収入は、金融資産からは得られません。

現状の金融環境を鑑みれば、国内の実物資産(不動産など)と海外の金融資産をベースにする。そこに、海外不動産やそれ以外の実物資産を組み合わせていくアセットアロケーションがベストだと考えます。

そのためには、金融資産だけではなく、幅広い投資対象の正しい情報をまとめている必要があります。

11月18日に開催される第18回世界の資産運用フェアでは、これからの日本人が知っておくべき資産運用について、1日でまるっと学べます。

また、勉強するだけではなく、専門企業のブースで具体的な投資対象に関しての最新の情報収集が可能です。出展企業と提供される会場特典について私が事前予告動画(YouTube)で紹介しています。

11月5日までであれば、70%オフの早割のお得なお申し込みが可能です。

新しいNISAに実物資産を組み合わせる投資によって、1日も早くお金の不安を解消してください。


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2023年11月3日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。