筋肉は裏切らない、そして「姿勢」も裏切らない

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ブランド物の洋服を着ているブヨッたおじさんよりも、体を鍛えて、ユニクロのようなシンプルなカジュアルウェアを着ているおじさんの方が、かっこいいと思ってしまいます。

せっかくブランド物で服装をキメていても、くたびれてだらしない体型だったりすると、逆に滑稽に見えてしまうのです。

やはりファッションの基本は、均整が取れた筋肉です。

筋肉は、鍛えてから成果が出るまでに時間がかかります。でも、正しい方法で継続すれば、必ず効果が出る(これは資産運用と似ています)。

そう、筋肉は裏切らないのです。

だから、ブランド品にお金をかけるなら、まず筋トレにお金をかけるべきだと思います。

そして、筋肉と同じ位大切なのが、「姿勢」です。

写真は顔筋トレーニングをやっている表参道のサロンで撮影してもらった私の横顔ですが、現代人の典型で首が前に傾いています。

これは、パソコンやスマホの使い過ぎで、体が前傾姿勢になり、頭が前に出てしまうのです。

それだけではありません。写真ではわかりませんが、腕も前に出てしまって巻き肩で猫背になりがちなのです。

このような姿勢だと、年齢よりも老けて見えて、見た目がパッとしない。だから、ブランド品を着てもかっこよく見えません。

ブランド品の無駄遣いです。

姿勢を改善するには、ストレッチが有効です。パーソナルトレーナーに教えてもらい、ストレッチポールを使って背中の筋肉を毎日伸ばす習慣を始めました。

継続すると猫背になりにくくなり、その結果、頭の位置も改善されます。

筋トレをして正しい姿勢を身に付ければ、着るものなど関係ありません。何を着ても良い感じに見えるようになります。

これは男性に限らず、女性も一緒です。ムキムキのマッチョになる必要はありませんが、姿勢がスッとしている女性も、やはり素敵に見えます。

実は、女性にとっても大切なのは、胸やお尻より、むしろ背中なのです。

自分の見た目と言うのは、意外に見る機会がないものです。客観視することで、自分がどうすべきか見えてきます。

後は専門家と一緒にやるべきことを継続する。そうすれば、筋肉も姿勢も裏切りません。


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2023年11月6日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。