国土交通省によると、管制官からは日本航空機に対しては滑走路への進入許可が出ており、海上保安庁の航空機に対しては滑走路手前まで走行するよう指示が出ていたことがわかりました。
【追記】海保機の機長は「管制官から離陸許可」と証言しており、両機のフライトレコーダー/コックピットボイスレコーダーや管制の音声記録との照合が待たれます。
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関係する官庁が記者会見を行いました。日航機は停止後に炎上したとのことです。乗員・乗客の避難ができたことは不幸中の幸いでした。乗員の日頃の訓練が奇跡的な幸運を掴みました。
当初は海保機が離陸していないのに管制から日航機に着陸許可が出たのではないかという可能性も指摘されていました。
国交省の発表から、海保機の乗員に管制の指示が聞こえなかったのではという見方が出てきました。
海保機への進入許可の交信は今のところ見つかっていないようです。
日本航空の説明によると日航機の乗員は管制の着陸許可をしっかり復唱していたようです。
ただし、メディアの質問の仕方が悪くて会見の要点がなかなか伝わってきません。
海保機の停止位置に疑問の声もあがっています。しかし、現時点ではどの説もあり得る段階です。
海保機の乗組員は帰朝を除いた5名が亡くなりました。被災地への物資を届けるということでした。ご冥福をお祈りします。
一夜明けた羽田空港は痛ましい光景が残っています。
その一方で、なにがなんでも政争に結び付けたい人たちがいるようです。
冷静に原因究明を待ちたいと思います。