1月30日にヨルダンの米軍基地が無人機攻撃を受け、米兵3名が死亡する事態が発生しました。米国のバイデン大統領はこの攻撃の背後にいたとされる新イラン民兵組織に対する報復の内容を「決断」したと表明しています。
米兵を殺害した民兵組織がイランからの支援を受けていたことを受け、米国内からは民兵組織だけではなく、イラン本国を攻撃するべきだという強硬論が台頭しています。
今すぐイランを攻撃しろ。彼らを強く叩け。
共和党のサウスカロライナ州選出のグラハム上院議員は米軍がイラン国内にある「重要な目標」を攻撃するべきだと主張しています。
上院議員、ヨルダンでの無人機攻撃への対応として米国にイラン爆撃を要求 グラハム上院議員は米国に対し「イラン国内の重要な目標を攻撃する」よう求めた
グラハム氏と同じく共和党に属するアーカンソー州選出のコットン上院議員は、親イラン勢力に対する大規模な報復を支持しています。
私は何ヶ月も前から、バイデン大統領の弱さとイランの代理攻撃に応じようとしない姿勢が米国人の死者を招くだろうと警告してきた。 私たちが大規模な報復で応じない限り、彼らは今そうしており、さらに多くのことが続くでしょう。
バイデン大統領は米兵殺害の責任をイランに求めていますが、イラン本国への攻撃を仕掛ける可能性については言明していません。バイデン氏の報復は国内の戦争熱を沈めるものでありながら、米兵への危険を取り除くものである必要があります。