衆院東京15区補欠選挙で、国民民主党から公認されていた新人の元フリーアナウンサー・元外資系ITコンサルティング会社勤務の高橋茉莉氏が、同補選への立候補の断念を表明しました。しかし、高橋氏が、国民民主党から立候補断念を強要されたということを主張して、思わぬ騒動になっていました。
今月8日に高橋氏は玉木雄一郎代表と国会内で会見を開き、「お金に困らない安心して暮らせる社会を実現したい」と立候補への意気込みを述べていました。
高橋氏は、ミス慶応・ミス日本ファイナリストで元フリーアナウンサー・元外資系ITコンサルティング会社勤務という華麗すぎる経歴が話題となっていました。
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高橋氏は「私、高橋茉莉は衆議院東京15区補選におきまして国民民主党から、『立候補を断念しろ』と言われ、涙を飲んで引き下がることにしました。理由は、ラウンジで働いていた過去があるからです。生活保護を経験し、頑張って奨学金で慶応を卒業しましたが、多額の返済が残りました。多額の返済が長期に残らないよう、1日でも早く返したいという気持ちが強く、一時期ラウンジで働きました。それが悪いこととして立候補できないのであれば、『底辺で頑張る女子は一生チャレンジすら許されない』のでしょうか。確定申告を毎年しており、年金など税金は問題ありません」と反論を投稿していますが、現在はこの投稿は削除されています。
玉木代表はこれに対し「国民民主党はラウンジ勤めのみを理由に立候補の断念を求めるようなことは決してありません。事実関係を整理の上、週明けに正式に説明いたします」と応答しました。
高橋氏が上記のXの投稿を削除したことによって、謎が深まりました。
生活保護受給しながらラウンジ勤めをしていたら確かに問題ですが、そんなことをする人がいるのでしょうか。
そして玉木代表は言葉尻を捉えられて批判されてしまっています。
その玉木代表は明日(2月25日)に正確な経緯を発表するとのことです。
柿沢未途議員の辞職からして不穏でしたが、選挙戦が始まる前から不穏な空気が漂う東京15区です。