2月上旬に英誌エコノミストに掲載された立憲民主党の泉健太代表についての記事が今となって注目を浴びています。
日本の中道左派野党指導者である泉健太氏は、党を復活させるためにまだやるべきことがたくさんある。しかし、彼が示している現実主義はそれが可能であるように見せます
エコノミスト誌の記事をクーリエ・ジャポンが和訳したことで、記事の内容が広まったようです。
エコノミストは泉氏が立憲民主党を「現実的」な路線に方針転換させたとして評価しています。
エコノミスト曰く、日本の「中道左派野党」は防衛費増強に消極的で、反原発の立場を取ってきました。しかし、泉氏が代表になってから、立民は防衛力強化に理解を示すようになり、原発を容認する政党に変化しているそうです。
このことからエコノミストは、「泉氏は、彼がすでに日本の政治にもたらしつつある変化のためだけであれば、もっと注目されてもいい。」と述べました。
しかし、エコノミストの表現には納得できない人たちもいるみたいです。
泉氏がもたらすとされる変化そのものに対する批判も。
https://twitter.com/XMMWOB8JUZ84aCN/status/1762041257181028837?s=20
泉氏は代表に就任してから、前任者とは違い安全保障やエネルギーなどの政策で現実路線を追求してきましたが、党内左派からの反発にあい、思うように党内改革をすることができていません。
日本の最大野党は中庸を求めるが、支持層は同意しない
泉氏は次の選挙で150議席を獲得することが出来なければ、責任を取って代表を辞任する意向を示しています。
泉氏は有言実行で、文字通り世界から注目される政治家に大成することができるのでしょうか?