共和党の大統領候補者指名争いの天王山となったスーパーチューズデーでトランプ氏が圧勝したことを受け、唯一の対抗馬だったニッキー・ヘイリー元国連大使が撤退を表明しました。
トランプ氏の対抗馬となったデサンティス氏やラマズワミ氏は撤退後にトランプ推薦を表明しました。しかし、ヘイリー氏はトランプ支持を明言せず、ヘイリー氏に投票した有権者を取り込む努力をするようにトランプ氏に呼びかけました。
共和党予備選でヘイリー氏に投票した有権者の多くは大卒の割合が多いことが分かっています。
繰り返しになりますが、大卒の有権者が多い地域では、トランプ以外の人物に投票する可能性が高くなります。引き続きトランプ氏が候補者となるだろう。
私がこの週末に書いた大学教育を受けた有権者に対するトランプの問題は今日も続いた。 バージニア州の出口調査 大学卒業生: ヘイリー 56 トランプ 42 その他の有権者: トランプ 73 ヘイリー 24 バージニア州共和党の予備有権者の52%が大卒以上の学歴を持っていた
一方、トランプ氏は離れた大卒共和党支持者の支持を、非大卒の支持で補填しています。
トランプ氏は大学に行ったことのないバージニア州共和党予備選挙有権者の80%を獲得した。ヘイリー氏は上級学位を持つ有権者の62%を獲得
米国全国選挙調査によると、1956年から2012年までのすべての大統領選で、共和党の大統領候補者は白人の大学卒業生の多数を獲得していました。しかし、2020年大統領選でトランプ氏が獲得した大卒白人票の割合は共和党大統領候補としては64年ぶりに低い水準でした。
2016年の選挙では白人の大学卒業生が48対45でトランプに投票し、トランプが勝利した。 2020年の選挙では彼らは51対47でバイデンに投票し、バイデンが勝利した。トランプ氏は2020年に白人大卒投票を獲得できなかった共和党大統領としては64年ぶりとなった。
白人の大学卒業生の所属政党の推移。 1999年の共和党員+9から2019年には民主党員+13になりました。 これはドブス判決以前のことです。今後さらに悪化するだろう。
予備選全体で見ると、トランプ氏はどの学歴、性別、人種問わず、全てのグループから支持割合でヘイリー氏を圧倒していました。
しかし、明確に「反トランプ」の姿勢を示し、ヘイリー氏を支持した共和党大卒支持者も一定数見られました。この層をトランプ陣営に誘引できるかどうかが、トランプ氏の再選を決めるカギでは無いでしょうか。