ホテルの選択基準となる「フィットネスジムの装備」

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以前は全く気にならなかったことが、自分のライフスタイルの変化によって、急に気になったりすることがあります。

 

その1つが、旅行に出かけたときの宿泊先のホテルのフィットネスジムです。

以前は、旅行先のホテルでプールを利用することはあってもジムに行く事はほとんどありませんでしたが、最近は時間があれば筋トレをするためにジムに行くようにしています。

リーズナブルなビジネスホテルにはジムは付いていませんが、ある程度のクラスのホテルであればジムが利用できます。

ただ、そのクオリティはホテルのランクには必ずしも連動していません、

今回沖縄で宿泊したのは、新しくできたばかりのハイセンスで、高級感溢れるホテルでした。

併設されていたジムも新しく、最新の設備でしたが、残念ながら筋トレの設備としては今一つでした。

例えば、足上げ腹筋に使用するベンチは、カチッとしたハードなタイプではなく、柔らかくソフトな感じで、トレーニングには使いにくいと思いました。

また、ダンベルも重さが4種類しかなく、持ちにくい形になっていて、いつもと同じトレーニングができないものでした。しかも、重さが何キロが表示されていないので、どれを使ったら良いのか迷ってしまいます。

トレーニング用具は全てデザイン的にはスタイリッシュで優れたものでしたが、普段自宅などで定期的にトレーニングをしている人にとっては、私と同じように物足りなく感じるはずです。

外国人では、当たり前の旅行先でのジムの利用が、おそらくこれから日本人にも当たり前になっていくはずです。

そんな時に、普段からトレーニングを習慣にしている旅行者から選ばれるジムを作ることがこれからのホテル経営には必須です。

ジムに必要なのは、おしゃれでスタイリッシュなデザインではなく、使いやすくいつもの同じ環境で利用できる装備です。

ホテルのジムにどのような装備を導入するかは、デザイン面よりも機能面を重視し、トレーニングマシンを扱っている専門の会社のアドバイスを取り入れた方が良いと思います。


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2024年3月27日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。