今週は大林ミカさんと再エネタスクフォースが注目を集めたました。本人は辞任して逃亡をはかっているようですが、これまで再エネTFがよその役所に介入してやってきた暴走・暴言は、数多く記録に残っています。
まず再エネTFには根拠法がありません。霞が関の有識者会議はすべて設置法にもとづいて政令などによって設置されますが、2020年11月20日に設置されたのは(河野)内閣府特命担当大臣決定で、内閣府の機関決定でもない。
その黒幕は、内閣府の山田正人参事官。大林ミカさんも彼の友人です。
当初は内閣府の中で会議をしていたのですが、そのうち所管外の経産省の総合資源エネルギー調査会に押しかけて「提言」を連発するようになりました。その最初が容量市場に反対する提言でした。
その提言が間違いだらけなので、批判が噴出。
調査会の委員からも批判を浴びました。
再エネTFは所管外の第6次エネルギー基本計画にも介入し、河野大臣はエネ庁の役人を呼びつけてどなり上げました。
不安定な再エネのバックアップのコストを再エネ業者が負担する発電側課金も、再エネTFが「FIT認定事業者を例外にしろ」と主張したため骨抜きに。
さらに発電会社と送電会社を所有権分離し、発電会社の供給責任をなくせと提言。
電力が余ったとき再エネの送電を止める出力制御もするなと主張し、無知なマスコミを動員して世論工作。
この秋元さんのコメントが結論でしょう。
根拠法のないアドホックな会議体は解散し、改めて内閣府で設立して面接官が人選すべきです。そして河野大臣も国会で繰り返し言ったように「所管外の事項」には口を出すのをやめましょう。