東京都中央区で進行中の再開発事業で、総戸数2046戸のタワーマンション「ザ豊海タワーマリン&スカイ」の販売活動が一時休止されたことで業界に衝撃が走っています。
施工業者である清水建設によると、工事中のコンクリートの強度検査で問題が発見されたためで、一部のコンクリートが想定の強度に達していなかったとのことです。
現在、原因究明と対応策について調査が進行中で、竣工時期への影響は調査中としています。
超一流コラボでも品質管理ができなくなっているのが日本のものづくり現場の象徴かもしれません。
https://twitter.com/piyococcochan2/status/1775473585899045299
日本の建設会社はボロボロなのかもしれません。
この報道を受け清水建設の株価は乱高下しました。
清水建設は2024年3月期の連結営業損益が330億円の赤字(前期は546億円の黒字)になるという衝撃的な予想を発表していました。
他の物件でも不具合による施工遅延が話題となっていました。そうでなくても資材高騰や職人不足で工事費は高止まりしています。
原因は超大型建築工事の引き渡しによるものだそうです。日本一の高さとなった約6400億円のビッグプロジェクト「麻布台ヒルズ森JPタワー」ではないかといわれています。
また、同じく清水建設が施工している田町タワーの竣工も遅れています。オフィスフロアの床の不具合が設計・監理者により指摘されたということです。
不動産・建設業界のいびつな関係も注目されています。
清水建設は現状を打開することはできるのでしょうか。