黒坂岳央です。
その人の第一印象は見た目でほぼ決まる。まずはある程度の外見を整えなければ、内面に興味関心を持ってもらえない。そのことは誰もが肌感覚で理解しているだろう。服装や靴、体系を整える重要性を否定する人はいないはずだ。
服装に気を使う人はいても、使用しているスマホが近年、新たにその人の外見の印象を決定付けることに配慮できている人はまだまだ少ない印象だ。というのも、スマホが割れたまま使用する人はかなり多く、その印象は決して良くないからである。
スマホを割れたまま使用する人の印象は?
富士通コネクテッドテクノロジーズが2018年2月にスマートフォン保持者400人に対して実施した「職場におけるスマホの画面割れに関するアンケート調査」によると、次のような印象を持つとある。
34%…出世ができなさそう
31%…仕事ができなさそう
24%…一緒に仕事をしたくない
23%…信頼できない
このような結果になっている。調査対象を職場からプライベートへとより拡大するならば「お金がなさそう」「面倒くさがり屋っぽい」といった経済的問題を抱えていたり、ものぐさといった印象を与える可能性は否定できない。正直な話、スマホの画面割れと仕事のパフォーマンスの間には何ら関係性がないだろう。
だが、あくまで相手に与える印象は決していいものではないのである。スマホはもはや、ファッションに近い属性と見る人もいる。SNSにおいてある高校生が次のような投稿をした。iPhoneは比較的新しくないとバカにされることもあるという話を出し、自分は廉価版であるSEを使うことが親の経済力のなさを示しているので恥ずかしいという体験談がXで話題を呼んだこともあった。
先日、筆者は対面で営業マンと商談をしたのだがその時に相手が机の上に出したスマホの画面がバキバキに割れていた。自分はそれまでスマホの品質と仕事のパフォーマンスに特別な相関性や先入観を持っていないつもりだったが、あくまで瞬間的にだが相手の仕事に僅かな疑いの気持ちが生まれなかったといえば嘘になる。
少なくとも、仕事ではスマホはできるだけ割れたまま使用するのは避ける方が無難だろう。
スマホを割らない3つの方法
自分自身、スマホは過去に画面を割ってしまったことがあり、それまで長く使っていたのもあって書い直しのきっかけになった経験がある。自分が取り扱いを気を付けたことでスマホを割らないで済むようになった方法を3つ取り上げたい。
1つ目は胸ポケットには入れないことだ。胸ポケットは直立で立っている時は問題ないのだが、かがんだ時は滑り落ちて落下のリスクが有る。これで2度ほど固いアスファルトに落として画面を割ってしまったことがあった。
2つ目は机の上に置きっぱなしにしないことだ。レストランなどで食事をする時に肘があたったり、立ち上がる時に机からはみ出た部分に引っかかってしまうことがある。
3つ目はスマホリングを使うことだ。スマホを片手で持って撮影をする時は、滑り落ちやすい。そこで背面にスマホリングをつけると防止になる。
自分が上記の3つを徹底するようになってから、一度も落としていない。取扱い上のルールとして自分に課すことによって、落下して画面割れになるリスクを最小に抑えることができるだろう。
◇
スマホは仕事道具だけでなく、ファッションアイテムに近い属性がある。腕時計のガラスが割れたまま使用する人はいないが、スマホは意外なほど多くの人が割れたまま使用する。特にビジネスでは割れたまま使用する印象はあまり良くないことが調査対象からわかっているので、なるべく割らないように使いたいものである。
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