4月16日に告示された衆議院島根1区の補欠選挙では、自民党・清和政策研究会の会長でもあった細田博之前衆院議長の死去を受けたものとなります。自民党は公明党が推薦する元中国財務局長の錦織功政氏を立て、立民は元議員の亀井亜紀子氏を立てて、今回の補選唯一の与野党対決の選挙区として注目されています。
島根1区は自民が下野した2009年の衆院選を含め小選挙区制になってから細田前議長が議席を守り続けてきました。
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錦織候補は1993年大蔵省に入省し、内閣府政策統括官、中国財務局長などを歴任し、自民党島根県連の公募で選ばれました。
亀井候補は元衆議院議員の亀井久興の長女で、2017年の衆議院議員総選挙に島根1区から立民公認で立候補し、自民党の細田博之に敗れましたが比例復活で初当選をしました。
前回2021年の選挙では亀井あきこ候補という同姓同名の人物が突如立候補するというというハプニングがありました。このときは比例復活もできず落選しました。
https://twitter.com/takigare3/status/1452550329304641539
今回の選挙戦は、保守王国といわれる島根1区でも自民党にとって厳しい情勢となっているようです。
岸田首相もテコ入れしていますが・・・。
一方、立民執行部は他党に対して厳しい世襲批判をしていましたが、けっきょくは世襲に頼るしかないというのが現実のようです。
両党ともに人材の払底感は否めませんが、両候補は地域の課題や政治の方向性を訴え、激しい選挙戦が予想されます。投票は4月28日に行われ、即日開票されます。