今年1月1日に発生した能登半島地震では、能登半島を中心に甚大な被害が発生しました。
わたしは昨年7月に能登半島を訪問しており、光り輝く青い海やのどかな田園風景など日常を忘れさせてくれる風景に感動を覚えました。
そんな素晴らしい感動を与えてくれた能登を含めた北陸地方が今震災で非常に苦しい状況にある。できれば今すぐにでも北陸に駆けつけて何かしらの応援をしたい。だけど時間やスケジュールの都合もあって北陸に向かうことはできませんでした。
そんな中、東京を訪ねる機会があり思いつきました。そうだ、東京には多くの県のアンテナショップがある。
特に日本橋から八重洲、銀座にかけては多くの県のアンテナショップが立ち並びます。ここで今回被災した新潟、富山、石川各県のアンテナショップに立ち寄って買い物して少しでも貢献しよう!と思い立ちアンテナショップのハシゴ旅に出かけてきました。東京でめぐる日本海プチ旅です。
① 新潟県アンテナショップ「BRIDGE NIIGATA」
まず訪ねたのは新潟県のアンテナショップ「BRIDGE NIIGATA」。上の地図には記載がなく、富山と三重のアンテナショップの間あたりにあります。
さすがは米どころ、新潟。魚沼産コシヒカリをはじめとした数々のお米が並びます。持ち帰りしやすいサイコロ形の小型パックの米も売られていておみやげに買って帰りやすいです。
おいしい米が取れるということはおいしい酒が造れるということ。当然日本酒も多く店頭に並びます。どれを選んだらいいか目移りしてしまいますね。こちらでもお酒を買いたいところだったんですが、他県で購入する当てがあったため申し訳なかったのですが新潟ではお酒は買いませんでした。
新潟県のアンテナショップで買ったのはコチラ!プレミアム柿の種!様々な種類がありますがその中で「とうがらし」と「ブレンド醤油」をチョイス。もともととうがらし風味の柿の種に「とうがらし」ってどないやねん。追いとうがらしの効いた柿の種は文字通り体内にほとばしる刺激がありました。
② 富山県アンテナショップ「日本橋とやま館」
続いて訪ねたのは富山県のアンテナショップ「日本橋とやま館」。上の地図の14番の場所にあり、日本橋のすぐ傍にあります。
広い店内に富山の産品がずらりと並びます。手前は氷見うどん。能登半島の付け根にある氷見市は富山県のなかで最も地震の被害が大きかった地域です。
さて、こちらのアンテナショップでは富山のお酒がたしなめるバーカウンターが用意されています。好きなお酒を選んでオーダーできるのですが、どのお酒がおいしいのかわからず迷う場合には「銘酒の飲み比べ(700円)」もオーダーすることができます。
唎酒セットでは三種類の日本酒を少しずつ楽しむことができます。いろんなお酒を楽しみたいという方にもおすすめです。
おつまみも富山の名産品から選ぶことができますが、ほたるいかの沖漬け、麹漬け、醤油麹漬け三種盛りを頂きました。磯の風味が鼻に抜けて日本酒に合いますね!ほたるいかは富山湾の特産品。まさに今が旬の春の味です。
③ 八重洲いしかわテラス
最後に訪ねたのは石川県のアンテナショップ「八重洲いしかわテラス」。東京駅八重洲口の目の前に3月9日にオープンしたばかりの真新しいアンテナショップです。
ここにもあります、日本酒バーカウンター!アンテナショップをめぐるだけでへべれけになってしまいそうですね。ここは「茶バル」といってお酒だけではなく献上加賀棒茶などの提供もしてくれます。
最新のアンテナショップというだけあってAIも駆使しています。日本酒ソムリエAIは今の気分に合わせて好みの日本酒をチョイスしてくれる優れモノです。わたしもトライしてみることにします。
日本酒ソムリエAIでは3種類の日本酒を提案してもらえましたが、そのなかから1本を選び、あわせてお土産とおつまみ「カニビーバー」を購入。わずかではありますが石川県に地域貢献してきました。
ほんのわずかな地域貢献でしたが、被災3県が一日も早い復興を遂げることを願ってやみません。地震発生から今日で4ヶ月。日々報道は減っていますが特に奥能登の復興はまだ緒に就いたばかりです。
すぐに北陸に行くことはかなわないけれど、北陸三県の米や野菜、魚を積極的に購入する、ふるさと納税で貢献するなど地元にいてできることもあります。あの風光明媚な地が再び光を取り戻せる日が来るまで少しでも貢献することができたらいいなと思っています。
編集部より:この記事はトラベルライターのミヤコカエデ氏のnote 2024年5月1日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はミヤコカエデ氏のnoteをご覧ください。