上司に苦言を述べたことがきっかけで、長期間にわたり自宅待機を命じられ、最終的に懲戒解雇されたことに関して、みずほ銀行の元行員である50代の男性が不当だとして、慰謝料1500万円などを求めた訴訟の判決が出ました。東京地裁は24日、約4年にわたる自宅待機は「限度を超え違法である」と判断し、330万円の支払いを命じる判決を下しました。
この男性行員は、上司の勤務中の態度が悪く、顧客から苦情を受けたため、支店長らに改善するよう報告しましたが、報告した男性行員が人事部から執拗に退職勧奨を受けた後、約4年半にわたり自宅待機を命じられ、懲戒解雇されたということです。自宅待機は2020年10月まで続き、男性行員はその後欠勤を続けたため2021年5月に懲戒解雇されました。
男性行員は職場に復帰する地位確認も求めましたが、裁判所は解雇には理由があったとして「有効」と判断しました。男性が欠勤を繰り返したことが合理的な理由になり得るとのことです。
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くわしい事実関係はわかりませんが、メガバンクらしい事件ではないかと話題になりました。
銀行では上司の評価が非常に重いということで、上司を「告発」する行為は上層部にはまさかの出来事だったのかもしれません。
裁判所が『解雇は有効』と判断するのはとても珍しいらしいです。ただし、理由は自宅謹慎後の欠勤のようなので、ちゃんと手続きをとって欠勤できなかったのでしょうか。
そんなみずほ銀行は顧客目線を徹底するために業績目標をボトムアップ型にするということです。どんなボトムアップ型になるのでしょうか。
人手不足が甚だしい昨今、大企業でこんな職場があるのでしょうか。
いずれにせよみずほ銀行が昭和的な風土を残していることは間違いなさそうです。
そして東大生の間ではメガバンクは2行になってしまっているようです。
いずれにせよ就活生あこがれのメガバンクで生き残るのはなんだかたいへんそうですね。