早くに目が覚めて、寒くなくて、急ぎの仕事もないので、”オヴェール=シュル=オワーズのファン=ゴッホ最後の月々”@オルセー美術館、2度目の訪問。
※最後に、2023年10月訪問時へのリンクあります。
9時半直後に館内に入り、ファン=ゴッホ展会場に直行するも、中はもう、オープン20分後くらいの密度。終わりが近づくにつれ、開館前の特別案内があるのでしょうね。
この5~6年の、美術館の人気がものすごい。特にコヴィッド明けてからは人数制限が増えたので、企画展だけでなく、常設展もふらっと行きづらくなってる。
この秋冬、ゴッホ、ロスコ、モディリアーニ、ド=スタールは、どれもお祭り騒ぎ。特にド=スタールの人気は凄まじく、いつ前を通っても列ができてたし、一番最初にチケット完売してた。
前回気に入った作品、特に、最後の部屋、最晩年に描かれた50cm x 100cmの11点を中心に、サクッと。”ドーヴィニーの庭”の猫ちゃんの気の抜けた筆遣いに再び笑い、遺作”木の根と幹”のどの部分が絶筆だったのかを考えながらじっくり見つめる。
企画展後は、5階に上がってゴッホルームへ直行。順を追ってマネやルノワールから見る人が多いので、ゴッホルームはまだ人影まばら。地上階の企画展会場に降ろされなかった、アルル&サン=レミ時代の作品にボンジュー!
オルセー最愛の”星降る夜”を、遠くから近くから斜めから下から、じ~っと眺めてゆっくり楽しむ。
企画展のテーマになっているオヴェール=シュル=オワーズ時代より、その前のアルル&サン=レミ時代の作品の方が、私は好きなのが多い。”星降る夜”はもちろん、もう一つの”星降る夜”や”アーモンドの花”、”サント=マリーの海”などなど。
そして、ゴッホルームからナビ派ルームへ・・・。(次へ続く)
編集部より:この記事は加納雪乃さんのブログ「パリのおいしい日々5」2024年1月31日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「パリのおいしい日々5」をご覧ください。