昨日は東京の都心部でも風が強かったですが、海に面しているせいで晴海フラッグではさらに強い風が吹いていました。停めてあるレンタルバイクが横倒しになるくらいのレベルでした。
昨日に限らず晴海フラッグでは強風の日が少なくありません。晴海フラッグの最大の問題はこの強風かもしれません。
前回の強風の時は風だけではなく雨も降っていたので、横なぐりの雨となりました。傘をさそうとしても風に吹き飛ばされ使うことができず、BRTの停車場に行くまでの数分でずぶ濡れになってしまいました。
BRTを待つ間にも更に濡れてしまいましたが、その原因は停車場の設計にもあります。
強い風が吹きやすい立地を考慮すれば、透明なアクリル板などで横からの雨を遮断するような設備を作るべきですが、晴海フラッグにあるBRTの停車場には写真のようなデザイン重視の屋根しか設置されていません。
夏の強い日差しを遮る効果はあるのかもしれませんが、強風対策にはなりません。横殴りの雨であれば何の役にも立たなくなってしまいます。
予算の制約で難しいのかもしれませんが、新しく作られたBRT停車場には、利用者の側に立ったサービスを提供しようとする意思を感じることができませんでした。
都バスのバス停も似たような構造ですが、バスではなくBRTというバスの進化系を名乗るのであれば、スピードだけではなくサービス面でも既存のバスとは一味違った鉄道に近い高いサービスを目指して欲しい。そう思うのは贅沢でしょうか。
幸いにも晴海フラッグには地下にパーキングスペースと車寄せがあり、雨に濡れない構造になっています。
今後同じような雨風の強い天気になったら、BRTは利用せず地下のパーキングにタクシーを呼んで乗ろうと思いました。
編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2024年5月17日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。