トランプ前大統領が大統領経験者としては初めてリバタリアン党の党大会に参加しました。
リバタリアン党は市場や社会生活への政府介入を強く望まない米国民が支持する政党です。
リバタリアン党の大統領候補を決める党大会にはトランプ氏以外にも、ロバート・F・ケネディ・ジュニア氏も参加しています。
自由主義研究所の記事がリバタリアン党について詳しく説明しています。
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しかし、登場した瞬間からブーイングの嵐でした。
ブーイングが止まりません。
止まらないブーイングに嫌気が差したのか、トランプ氏はリバタリアン党の低い得票率を小馬鹿にしました。
しかし、大接戦が予想されている今年の大統領選では3%が結果を左右する可能性を秘めています。
怒りと苛立ちを募らせたトランプ氏は、リバタリアン党大会でブーイングや野次を浴びせられると、激しく非難した。「4年ごとに3%を得続けろ」
トランプ氏がリバタリアン党大会に出席した最大の理由は、接戦が予想される11月の大統領選に向けて支持基盤のウィングを広げることにあります。
そのため、トランプ氏は演説中にリバタリアン党支持者向けの公約を発表しています。
しかし、リバタリアン党の中にはトランプ氏の発言を真剣に捉えない人たちがいるようです。
「偽善者」コールがあまりに大きくて、トランプ氏は話すのをやめなければならなかった
また、リバタリアン党は「小さな政府」だけではなく、「非介入主義」を標榜する政党です。そのため、ウクライナ、イスラエルへの軍事支援には反対しており、世界中に展開されている米軍の撤退を要求しています。
多様な考えや、優先順位を持ったグループが入れ乱れている共和党、民主党とは違い、リバタリアン党の主義主張には一貫性があります。
ウクライナへの援助をすべて撤回する。
ロシアに対するすべての経済制裁を終わらせる。
東ヨーロッパの米軍基地をすべて閉鎖する。
海外に駐留する米軍部隊を全て本国に帰還させる。
エスカレーションを促す人々を嘲笑する。
平和交渉を行い、核戦争を回避する。
イスラエルにはもう1ペニーも与えない。
財政援助も、複雑な同盟関係も、軍事装備も、地上部隊もなし。
そうでなければ、アメリカは最後になる。
そして「反戦右派」に別れを告げよう。