出口里佐です。
先週末は横浜みなとみらい大ホールで、藤田真央さんのピアノ、山田和樹さんの指揮で、モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートを聴いて来ました。
16時過ぎに終わった素晴らしいコンサートの余韻に浸りながら、少しお茶をしてから電車に乗ろうと立ち寄った、みなとみらい駅改札と同じフロアの上島珈琲店。
そちらのケーキのショーウィンドウにあと2切れだけで鎮座していたのが、ドイツのお菓子ザントクーヘン。ドイツ語で、砂のお菓子、と言う意味だそう。食いしん坊の直感から、地味な外観ながら美味しそうな雰囲気を放っていました。
イートインで、ブレンドコーヒーと共にいただきましたが、期待していた通り、というか、520円(税込)という値段からすると、期待以上でした。
上島珈琲店のホームページによると、ラム酒が、サンドされているバタークリームと生地に配合されているため、しっとりしているうえに、香りがほんのりとします。生地は小麦粉だけでなく、アーモンドパウダーも含まれているので、砂のお菓子と言われる所以の、サクッとした食感もあります。しっとりとサクッとのバランスが程よいのです。
ドイツ菓子は私はあまり馴染みが無いので、ネットで調べてみると日本では40年以上前からレシピが紹介されていた様です。広尾にあったフロインドリーブの、派手ではないけれど懐かしい味のケーキを思い出しました。
見た目はフランス菓子のシトロンウィークエンドですが、この甘さ加減は日本人の好みにぴったりで、バタークリームも軽めでもたれ感もありません。ラム酒を使用しているため、上島珈琲店のチェーン店でも、ロードサイドや病院の中などでは提供がされていない様です。しかしアルコールが苦手な私でも大丈夫なレベルでした。
こんなに美味しいケーキが520円! 極上のコーヒーと一緒でも千円ほど。全国にあるチェーン店で食べられるのは幸福です。人気がある様なので、早めに行かないと食べられないかも知れません。ぜひ一度お試しください。
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