3人組(元々は5人組)ロックバンド「Mrs. GREEN APPLE」(略称:ミセス)が、新曲「コロンブス」のミュージックビデオ(MV)において「理解に欠ける表現」があったとして、公開を停止しました。
MVでは、猿の着ぐるみを着た出演者がピアノを教わったり、人力車を引かされたりするシーンがあり、「コロンブスによる教化と奴隷扱いを正当化している」としてネット上で議論を呼びました。
レコード会社ユニバーサルミュージックは、これを受けてMVの公開を停止し、確認が不十分であったことを謝罪しました。今後は、細心の注意を払い、視聴者に楽しんでもらえる作品を提供することを約束しています。
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大きな批判が起きてしまい、MVは削除されることになりました。
何が悪いのかわからないという意見も見られますが、そういうのが通用しないのが現代社会です。昨今の歴史教育は低調ですが、ミュージシャンも歴史に無知ではいられません。
皮肉が効き過ぎてるという感想も聞こえてきますが、製作者に悪意はなさそうです。
無自覚とはいえ世界史的にも国際的にこのMVの設定や演出はアウトのようです。
演出が提案された時点で、誰も違和感を表明しなかったのかと疑問の声も聞かれます。
日本人にとってお猿さんは身近な存在ですが、世界的には差別表現にあたると思ってしまう人は多いです。
最近はコロンブスですらキャンセルさせられそうになっています。
ミセスのメンバー本人がダイレクションしてるそうで、その人気ゆえに周りの大人たちも何も言えなかったのでしょうか。
阪神タイガースの助っ人外国人「ミエセス」選手もとばっちりを受けてしまったそうです。
曲はコカ・コーラの『Coke STUDIO』キャンペーンソングで、偉人たちが異なる時代を越えて共に旅をするという想像の物語を描いています。