「初任給バブル」の余波で子育て世代の賃上げが抑制される

企業は人手不足に対応して新卒者の初任給を大幅に引き上げる傾向にあり、「初任給バブル」と言われるほどの様相を呈しています。しかし、これにより教育や住宅に費用がかかる40代の子育て世代への賃金配分が減少しているとのことです。

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とくに管理職でない中高年労働者は賃上げの恩恵を受けにくい状況にあります。

中堅社員で戦意喪失する人も増えているとか。

すでに影響が出てきているようです。

しかし生涯賃金はかなりの程度運で決まってしまうのかもしれません。

十数年前とは真逆のようでいて同じようなことが起きています。

社内での横並びもなくなりそうです。

 

人手不足が進む中で役職定年も見直しの機運ですが、なかなかうまくはいかないようです。

あっちを立てればこっちが立たず、日本企業の試行錯誤はもうしばらく続きそうです。