継続に効く一番の方法は「毎日する」

黒坂岳央です。

自分は成功者でも何でもないが、「物事を継続すること」については自信がある。勉強、記事や動画制作、筋トレなど「これをやろう」と決めたことは毎日毎日やり続けることができている。

継続をするためには無数の知識や技術が世の中に提供されていて、どれも重要なものばかりではあるが、たった1つのシンプルかつ効果的なものをあげるとすれば「毎日すること」だと思っている。

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やらない日を1日も作らない

継続のコツはやらない日を一日も作らないことだ。これほど継続に強力に効くものはないと断言する。それは成果物として仕上げるのは毎日でなくてもいい。自分の場合、記事や動画を毎日完成品ができていなくても、制作活動自体は毎日必ずしている。

また、自分は子どもの勉強を見ているが完全に習慣化した。最初の頃、「学校の宿題は?」と聞くと渋々やっていたが、毎日帰ったらまず宿題をするように習慣化したことで、今では何も言わずに始めるようになった。

たまに目の前に魅力的な遊びを発見しても「宿題を終わってからじゃないと遊びに集中できない」と言い出し、まず宿題を終わらせている。夏休みなど長期休み中も、初日に計画を立てて本人は自主的にコツコツ進めている。これはすべて毎日の習慣化によるものである。

毎日続ければそのうち、やらないと気持ち悪くなる。現在、筋トレはパーソナルジムに通ってトレーナーにマンツーマンで教わっているのだが、筋トレも完全に習慣化したので旅行中でもホテルのジムでつい体を鍛えてしまう。

習慣化に一番効くのは毎日する、やらない日を一日も作らないことだ。

最初から質を求めない

「いやいや、その毎日することができずに悩んでいるのだ」と反論がかえってきそうだ。しかし、毎日できない理由はシンプルでいきなり高い質を求めすぎており、完璧にこなす or 一切やらないという完璧主義的な思考が継続の邪魔をしている。

どんな挑戦でも最初からうまくできるわけがない。逆に駆け出しの段階で完璧にやろうと考えることは「傲慢」と捉えるべきだ。質は低くても構わない。間違ってもいい。効率が悪くても無駄が多くても良い。とにかく毎日する。そしてやり続ければ最初は下手でも、絶対に質は向上する。どんなに不器用な人でも毎日やれば、「ここはもう少しこうしたほうが良いのでは?」とか「技術を学ぶために書店に出かけよう」と前進するための活動に移る。いつしか技術が磨かれてベテランになっているというわけだ。

継続は難しいと言われる。確かにほとんどの人は新しく始めること以上に継続することができないので、難しいと思われがちだ。しかし、実際にはシンプルでただ毎日続ける時間と環境を確保し、小さくスタートするだけでいいのだ。やめずに続ければそのうちやめるほうが難しいことに気づくだろう。

 

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ビジネスジャーナリスト
シカゴの大学へ留学し会計学を学ぶ。大学卒業後、ブルームバーグLP、セブン&アイ、コカ・コーラボトラーズジャパン勤務を経て独立。フルーツギフトのビジネスに乗り出し、「高級フルーツギフト水菓子 肥後庵」を運営。経営者や医師などエグゼクティブの顧客にも利用されている。本業の傍ら、ビジネスジャーナリストとしても情報発信中。