兵庫県の元西播磨県民局長の男性が、斎藤元彦知事らの言動を「違法行為」などとして告発していましたが、この男性が亡くなったことが明らかになりました。
県政の混乱を招いた責任を取る必要があると判断した片山安孝副知事は、辞職の意向を固めました。また、県職員の労働組合は知事に辞職するよう求めています。
県議会は罰則規定のある地方自治法100条に基づく調査特別委員会(百条委員会)を設置し、7月19日に男性の証人尋問を予定していました。
ことし3月に元局長は、「知事のパワハラは職員の限界を超え、あちこちから悲鳴が聞こえてくる」とった告発をしましたが、「事実無根の内容が多々含まれている」とし、男性職員を停職3か月の懲戒処分としました。
斎藤知事は初動の段階で失敗したという指摘も。今後はこの告発がどこまで事実だったのかが争われることになります。
県政を監視するはずの記者が兵庫県に対して問題を追及できていません。
斉藤知事は「私の発言は行き過ぎた点があり、大変反省している」「県庁という職場そのものを立て直していくことが、私の大きな責任」と述べ続投する意向です。