元大阪市長で弁護士の橋下徹氏は、13日に放送されたABCテレビの「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」に出演した京都大学大学院教授の藤井聡氏の発言に対し強い口調で非難を表明していました。
藤井氏が「日本の民主主義は危機にあり、選挙が人気投票化している」「選挙が得意なだけの候補が選ばれるのは詐欺と同じ」とし、石丸伸二氏の登場を民主主義の危機を訴えたことに対しての反論でした。
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この発言が基礎研究や学習をバカにしている発言だと一部界隈で炎上しました。
一見役に立たない研究もいつか役に立つ可能性があるという反論があります。
やっぱりほとんどが役に立たないまま終わるという再反論も多く見られます。
そんななかで少子化は加速していますが、大学の数は加速度的に増えています。
どうやら官公需などによる需要を無視した乱立が続いているようです。
公立である小中学校のほうがなぜか退出が進んでいるようです。
そもそも高校の普通科や大学が多過ぎます。
公金には限界があります。ただし公金を使っている人は使っているという意識がありません。ここでもやっぱり議論がかみ合わなくなってしまいました。
さらに学者先生は無条件で偉いので敬意を払えという反論もあります。
大学教授を名乗る人がじぶんの言っていることの意味がよくわからずに自己正当化しているのを見るととても悲しくなります。
数日して冷静になったのか橋下氏は「学者全体を一括りにしたのは間違いでした」と謝罪しました。
藤井教授はアベノミクスを先頭に立って主導してきました。教授は「アベノミクスのとらえ方は人それぞれでアベノミクスはまだ実行されていない」という主張をしていました。そして近々では植田総裁がアベノミクスを終わらせたと総括しています。これでは検証のしようがありません。
教授は金融政策だけでバラマキをしなかったことが「真のアベノミクス」でなかったと言っていましたが・・・。
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「研究はかけがえがなくみんな大事」と言っているうちに、科学立国日本は急速に落ちぶれていっています。