米国のジョー・バイデン大統領が選挙戦からの撤退を表明し、カマラ・ハリス副大統領を後継者として指名しました。
ホワイトハウスのスタッフはXの投稿で、初めてバイデン氏が撤退すること知らされたそうです。
バイデン氏の発表は、午後まで同氏が選挙戦を続けると主張していたホワイトハウスと選挙陣営のスタッフを驚かせた。
「我々はみんなツイートで知った」と民主党員の1人は語った。「誰も何が起きているのか理解していない」
バイデン撤退が発表されてから、大統領候補と噂されていた民主党州知事や議会関係者が続々とハリス推薦を表明しています。
注目されるハリスの推薦人
民主党党大会で党の大統領候補を指名する権利を持つ選挙人のうち、その四分の一が党大会でハリス氏を指名することを公言しています。
日曜午後10時現在、カマラ・ハリス副大統領は大統領選の民主党代議員531人の支持を獲得した。これはすでに指名獲得に必要な代議員1,986人の4分の1にあたる。初日にして!
現時点では「バイデン降ろし」を実現させたペロシ氏やシューマー氏などの議会幹部、オバマ前大統領といった面々はハリス支持を明確にしていません。
重要な人たち全員に注目してください
シューマー(上院院内総務)
ペロシ (元下院議長)
オバマ (元大統領)
ジェフリーズ (下院院内総務)
カマラ氏を支持していない。
皆さん、クーデターはまだ終わっていません。彼らには「重荷」が一つ残っています。それは「カマラ」です。
バイデン氏が撤退する前から大統領候補として噂されているミシガン州のグレッチェン・ウィットマー知事や、ケンタッキー州のアンディ・ベシア知事はハリスを推薦を発表していません。
しかし、ハリス陣営は水面下でウィットマー氏やベシア氏と連絡を取っており、ハリス氏で候補者指名を固めるための既成事実を作ろうとしています。
事情に詳しい人物によると、ホイットマー知事は、来たる選挙戦に向けて州職員の増強を図るため、ハリス大統領選スタッフ招集会議に参加したという。
ニュース:アンディ・ベシア知事は、電話会議に詳しい情報筋によると、本日ハリスと会談した。
ベッシャー氏は明日午前の「モーニング・ジョー」に出演する予定だ。
ケンタッキー州知事はバイデン氏の決断を称賛したが、それ以上のコメントはしなかった。
民主党の内情に詳しいニューヨークタイムズ紙のエズラ・クライン氏によると、もう一回予備選を行うべきだとする声がある一方で、今の党にはそれをするだけの体力はないようです。
また、この数週間でメディアや政治集会でのハリス氏の活躍によって、同氏の株は民主党幹部の中で急上昇しています。それゆえ、ハリス氏が民主党大統領候補となることはほぼ確実であると見られています。
今、「ミニ予備選」が行われるとは思えない理由の一つは、他の主要候補が出馬するとは思えないからだ。支持を得るには時間が足りない。プロセスが不透明すぎる。党が疲弊しすぎている。ハリスが強すぎる。(この数週間、党のエリートたちがどれだけ彼女の動向を注視し、彼女がどれだけ有利に意見をシフトさせてきたかを過小評価すべきではない)
1968年以降、民主党の大統領候補者はフルスペックの予備選を戦った末に大統領候補者として指名を獲得しています。しかし、ハリス氏は予備選を戦わずして副大統領候補となり、今回も同じパターンで大統領候補になろうとしています。
かなりのやり手です。
カマラは2020年に代議員をゼロに抑え、「インサイダー」の策略で副大統領に躍り出た。2024年も代議員をゼロに抑え、今度は「インサイダー」の策略で大統領候補指名に躍り出た。彼女の台頭は有権者ではなく民主党のエリートたちのおかげだ。
ハリス氏が事実上の民主党大統領候補となったことで、副大統領候補についての憶測が出回っています。
ウィットマー氏、ベシア氏の他にはペンシルベニア州のジョシュ・シャピロ知事、アリゾナ州選出のマイク・ケリー上院議員、ノースカロライナ州のロイ・クーパー知事、そして現運輸長官のピート・ブディジェッジ氏などが副大統領候補者として挙げられています。
カマラ・ハリスが選ぶ可能性のある伴走者9人
バイデン氏を見限って献金を躊躇していた献金者も、候補者が事実上ハリス氏となったことで資金提供を再開しています。
新着情報: カマラ・ハリス副大統領の大統領選挙運動開始から 5 時間で、小口寄付者が ActBlue で 2,750 万ドル以上を調達。草の根の支持者たちは、民主党候補としてハリス氏を支持することに意欲と熱意を抱いている。
@POTUS発表以来、 @VP @KamalaHarrisキャンペーンは勢いを増しています。
-ハリス副大統領は、1日も経たないうちに6000万ドルを集めました。(小口寄付者の反応を参照) 彼女は、アメリカ史上最も成功した24時間募金活動の記録を達成する勢いにあります。
米国大統領選の勢いが変化した…
共和党のミッキー・ヘイリー氏を応援していた反トランプの政治団体もハリス支持を表明しています。バイデン氏が撤退を表明したことで、反トランプの人たちは心置きなく民主党に投票できそうです。
しかし、今は反トランプでまとまっている民主党ですが、トランプがいなくなった後の政治空間で現在の選挙手法が通用するかは疑問です。
ジョー・バイデン大統領が大統領選からの撤退を発表した数時間後、ニッキー・ヘイリー支持者の連合は日曜日、民主党のカマラ・ハリス副大統領の大統領選への出馬を支持すると表明した。