「ザ・ペニンシュラ・パリ」のフランス料理レストラン「ロワゾー・ブラン」。2020年9月ぶり、2つ星になってから初めて。この1〜2年、何度か行きたいと思ったのに全然テーブル取れない。今回も、満席御礼のキャンセル待ちでどうにかテーブルゲット。
ハウスシャンパーニュのドゥーツのロゼでエッフェル塔眺めながら乾杯。
超人気なのがよーくわかるお昼ご飯。
チャーミングなアミューズに続き、グリーンピースの甘みが素晴らしいアクセントの牡蠣&カヴィア(あまりに好みで&あまりにダヴィッドらしく、痺れる)、旨味の相乗効果が完璧なイカ&エビ&生ハム&アスパラガス(こちらもぴったり好みで、最高)。
続いて、白&緑アスパラガスとエビちゃん。そして、オンヴル・シュヴァリエ(大きないわなみたいな淡水魚)にイラクサや豆類にルーバーブ。ほんの少しだけ添えられたじゃがいもピュレが、オツなおいしさ。
ダヴィッドの料理は、「ロランジュリー」でも「タイユヴァン」でも大好きだったけど、今も大好き。最初のこの二皿、文字通り恋に落ちた❤️
アンヌのデセールは、レモン&黒オリーヴ&紫蘇&トニックグラニテ。酸っぱくはなくあくまで爽やかで軽やか。ローラン・ジャナンの弟子だったアンヌ、本当に素晴らしい。(最初に出てくるクグロフサレも、ローラン感じる。海藻入り極上ブリオッシュフイユテもアンヌ作かしら)
おまけで、彼女のシグニチャーデセールのヴァニラ&タバコのデセールも。2年くらい前にお披露目された時、みんなで絶賛した、これぞローランの弟子!的作品。
去年MOFをとったフロランのワインマリアージュもチャーミング、エレガントで明るいサーヴィスも感じよし。
店名通り(L’Oiseau blancは、Spirit of St.Louisが大西洋無着陸横断飛行を成功させた10日くらい前に、この夢に向かってパリからNYCに向けて飛び立った飛行機の名前)、料理、デセール、ドリンク、サーヴィス、雰囲気、全てにおいて、まさに空を駆けるような、勢いと明るさと華やかさ、そして喜びに溢れる感じで、とても気持ちよいお昼ご飯♪
編集部より:この記事は加納雪乃さんのブログ「パリのおいしい日々5」2024年5月20日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「パリのおいしい日々5」をご覧ください。