7月の東京都心6区(千代田、中央、港、新宿、文京、渋谷)の中古マンション平均希望売り出し価格は1億2276万円で、前月比1.8%上昇し、18カ月連続で値上がりしています。価格上昇の背景には、流通戸数の減少があり、7月の流通戸数は都心6区で2989戸、東京23区で1万2634戸とそれぞれ減少しました。
東京23区全体の平均価格は前月比1.0%高の7551万円、首都圏全体では4629万円で横ばいでした。都県別では、東京都が0.6%上昇した一方で、神奈川県、埼玉県、千葉県は下落に転じました。
売り出し物件減少は物件オーナーが売り時を見極めて供給を控える傾向にあるためとも言われています。
人材不足や資材高騰の要因で新築価格が下がる見込みはありません。
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これからは日本も新築信仰は薄れていくのかもしれません。
一方、7月まで中古マンション価格は全域で上昇していましたが周辺エリアはとうとう下落に転じました。不動産における勝ち組と負け組の差は広がっているようです。
特に前年同月比で見ると、神奈川県、埼玉県、千葉県はそれぞれ2.0%、4.7%下落しており、東京都の2.5%上昇とは対照的です。都心部では投資家による購入が多い一方、周辺地域では実需層が主体となり、価格動向が異なっています。
マンション価格のピークはいよいよ越えたのかもしれません。
マンション購入はなかなか難しい踊り場に差し掛かっているのかもしれません。
金利の動向も気になるところです。
価格の調整はもうしばらくつづくのかもしれません。
住宅購入も不動産投資もやっぱりタイミングが重要なんですね。