「3つの条件」を満たした最高のサウナ

サウナーと言えるほどのマニアではありませんが、サウナがあれば必ず利用するくらいのサウナ好きです。

ここ数年、東京にも新しいサウナが次々とオープンし出かけてみたこともありますが、最近は少しご無沙汰になっています。

その理由の1つは人混みです。人気のサウナになると人が多すぎて落ち着きません。椅子に座ろうにもどこも空いていなかったり、更衣室が狭くて息苦しかったり。

これでは、せっかくリラックスするために、サウナに来た意味がありません。

また、都心のホテルにあるようなサウナの中には、設備が古くなっているものも少なくありません。

赤坂、新橋といったエリアには、サウナ付きのホテルが宿泊者以外にも利用できるようになっていますが、衛生状態からは正直あまり行きたいとは思わないのです。

そして、サウナを出て水風呂に入った後、チェアで整う際は屋外に出られるのが理想です。東京にもサウナに入った後テラスに出てくつろげる施設もありますが、大半は全て室内になっています。

丸の内朝大学の歴代受講生の有志で来ている東北旅行で気仙沼にある唐桑御殿つなかんという宿泊施設にお邪魔しました。

こちらには最近完成した海が見えるサウナがあります。

薪を燃やして温度を上げる本格的な設備があり、広くて冷たい水風呂も完備。何よりサウナに入っている時も、水風呂から出て外でチェアで整う時も、気仙沼の穏やかな海をパノラマで見ることができるのが最高です。

今回はお昼に20名程度でお邪魔しましたが、サウナを利用する人は数名だけ。最後は広いサウナを独り占めすることができました。混雑とは無縁です。

広々使えて、清潔にメンテナンスされ、アウトドアで眺めが良い。3拍子揃ったサウナに久しぶりに出会うことができ、1時間以上入り浸ってしまいました。

この宿には、もう1つのサウナもあり、さらに今後新しいサウナができれば「サウナーの聖地」になるかもしれません。

ランチには牡蠣を始めとする地元の美味しい魚介も味わえて至福の時間を過ごすことができました。

東北には多くの日本人が知らない素晴らしい場所がまだまだたくさんあります。


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2024年9月15日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。