9月の東京都区部の消費者物価指数は、前年同月と比べて2.0%上昇しましたが、8月の2.4%と比べて上昇のペースは緩やかになりました。しかし、お米の価格は49年ぶりの大幅な上昇を記録しました。
9月の都区部物価、コメは41.4%上昇 49年ぶりの伸びhttps://t.co/zY6H0kcR7b
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) September 27, 2024
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とくにお米の値上げ幅は大きいものになっています。
米の値上がりエグすぎてガチで笑えない https://t.co/ydOo7NsDIz
— ハム速 (@hamusoku) September 18, 2024
現政権だけでなくはるか昔からの農政の失政の積み重ねではありますが米価が急激に高くなったのは間違いないようです。
お米がなければパスタを食べればいいじゃないというアドバイスも見られます。
今年は買わなきゃいいんだよ。
需要が下がれば値段も下がる。
パスタ買いだめしときなよ。
今ならまだ安い。— エイブラ・ゐづ (@ableIDU) September 22, 2024
すでに余っているところとまだまだ供給不足のエリアがあるようです。逆にお米離れが進まないかと心配にもなってしまいます。
山積みの5kg新米 高値総スカンでダダ余り状態。売れない現状を理解して小売も仕入れ抑えよう?。ボッタクリ中卸の米に付き合う必要は全く無い。JA全農の阿保が”消費者は本来の適正価格を理解して 甘んじて高い米買え”言ってたけど‥まぁせいぜい米離れ加速して泣け♪米食わんでも死なないからね〜♫。 pic.twitter.com/2Fc2WrE5ld
— 猫のごはん (@JRd8gkLhr0N1P5t) September 25, 2024
農家にとってはようやく価格転嫁が進むと安堵の声も聞こえてきます。
今回のコメ不足が農家の生産コストを考える機会になるといいのですが。
それでも値上げに怒る人もいます。石破茂新総裁と同様にいまだにデフレマインドがインフレマインドに切り替わっていない人はまだまだ多いようです。
日本の農業保護は欧米のように農家に直接支払いを行う形ではなく、農協(JA)が推進してきた価格維持の仕組みが長年の構造的な問題となって農家の負担を大きなものにしています。
この講義の通りだとすると、日本の農業保護は、欧米の様に直接支払いではなく、減反で価格維持する仕組みをJA農協が推進してきた事が構造問題で、減反やめれば米価下落、自給率向上、農村所得向上となる
【山下 in 東大】第5回「国際通商秩序と日本の通商政策」講義資料_2023 https://t.co/fsoJKYO2U6— 大場紀章(エネルギーアナリスト) (@nuribaon) December 13, 2023
農政による誤った保護の仕方がコメ農家を疲弊させていますが問題の所在すら周知されているとは言い難いものがあります。
日本のコメがだめになったのも、価格支持で供給側を守ったから。価格は自由にして所得補償(直接給付)に切り替えるべきだとWTOも勧告したのに、農水省は米価を守り、農業は全滅した。大阪の私立高校も無償化で政治介入が強まり、全滅するだろう。
— 池田信夫 (@ikedanob) August 12, 2023
日本人が気軽にお米が食べられなくなる日が来ないといいのですが・・・。