白トリュフにも「偽物」が増えているらしい

Luiz Henrique Mendes/iStock

毎年10月上旬に開催している麻布台にある会員制イタリアンivintageでの白トリュフのディナー会。

今年は白トリュフの解禁日が変更になったため、10月3日に日程変更になりました。解禁日初日にイタリアから空輸されてきたアルバ産の白トリュフをすべての料理に、ふんだんに使ったディナーを投資家コミュニティーのメンバーと味わいました。

白トリュフは卵との相性がとても良く、特別な卵を使ったTKG(卵かけご飯)に白トリュフをスライスした「白トリュフTKG」は最高でした(写真)。

白トリュフは近年価格が高騰しており、こちらのお店のものは1キロで150万円を超える高値となっています。先日豊洲の専門店で購入した高級マグロでも1キロ2万円でしたから、ざっくり70倍の価格です。

これだけの高級品になると出てくるのが「偽者」です。

偽物といってもブランド品のようにフェイクを作る訳ではなく、イタリアのアルバ近郊の質の高い白トリュフではなく、他の産地で採れた白トリュフや質が劣化したものが出回っているそうです。

白トリュフは、時間とともに香りが薄れていき、商品としての価値がなくなってしまいます。

新鮮なものを仕入れて、すぐに使い切れるお店でないと、香りを十分に楽しむことはできません。せっかく仕入れても注文する人がいなければ、劣化が進んでしまいます。

毎年入荷初日に予約しているこちらのお店は、昨年参加した人がリピート参加するほどのクオリティーの白トリュフがワインと合わせて楽しめます。

決して安い食材ではありませんが麻薬的な魅力があって、一度食べてしまうとその魅力に取り憑かれます。

せっかく高級食材を食べるのであれば、クオリティーの高い本物を味わいたいものです。

来年も解禁日の10月3日に貸切で予約しておきました。投資家コミュニティ資産設計実践会メンバーと投資で増やしたお金で行きたいと思います。


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2024年10月4日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。