年間480万円で保険適用のアルツハイマー病治療薬「ドナネマブ」販売を承認

厚生労働省は9月24日、米国の大手製薬会社イーライリリーが開発したアルツハイマー病治療薬「ドナネマブ」(商品名ケサンラ)の国内での製造販売を承認いたしました。脳内に過剰に蓄積した原因物質を除去する薬としては、エーザイとバイオジェンが共同開発した「レカネマブ」(商品名レケンビ)に続き、国内では2例目の承認となります。11月に保険適用されます。

「レカネマブ」と同様に、70歳以上の一般的な所得層の患者負担は年間14万4000円が上限となるため、現役世代の負担が一層重くなるとの懸念が指摘されています。

参照:アルツハイマー新薬「レカネマブ」保険適用は武見厚労相から現役世代への死亡宣告か

認知症新薬「ドナネマブ」(商品名ケサンラ)日本イーライリリーHPより

アメリカでの年間治療費は約3万2000ドル(約480万円)ですが、日本では11月に保険適用され、その多くが保険や公的な支援でカバーされる予定です。

専門家の間でも効果に対しての評価が分かれています

認知症に関わる『アミロイドβ』を標的とするようですが・・・。

アミロイドβがアルツハイマー病に関連しているという論文が先日撤回されているそうです。

この問題は根深く大きいですが理解している国民はまだまだ少ないのかもしれません。