「讃岐うどん」という香川最強のコンテンツ

香川の2日目は、朝からバス2台に分乗して讃岐うどんの有名店「須崎食料品店」に40人で出かけました。

こちらのお店は今も食品を販売する地元の小さなスーパーとして営業していますが、お店で出すうどんが人気となり、今やうどんを食べるためにスーパーのレジに行列ができる超人気店となっています。

この日も8時半にお店に行くと、すでに大行列ができていました(写真)。とはいえ、うどんがテキパキと作られていくので思ったほど待つことはありません。

メニューは極めてシンプルです。サイズは大か小の二択で、後は温か冷から選びます。半熟卵や天ぷらなどのトッピングは、セルフでうどんに乗せて会計です。うどんは350円、半熟卵は70円でした。

500円足らずで食べた朝食でしたが、モチモチとした讃岐うどんならではの弾力が強烈で、心もお腹も満タンになりました。行列の理由がよくわかります。

ここではスーパーなのにうどんを食べるために朝から行列ができている珍しい情景自体が他にはないコンテンツになっています。

このような人気うどん店が香川県のあちこちに存在し、食べ歩くことが人気となっているのです。それぞれのお店に特徴があって、比較して自分のお気に入りのお店を探すのも楽しいものです。

須崎食料品店はスーパーとしてうどん以外の商売も昔と変わらずやっていることが、逆に新鮮でお店の魅力になっています。

お店を新しくきれいに建て替えるのではなく、昔ながらのやり方を頑固に続けることで、ここにしかない価値が生まれてきます。

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香川県にはおそらく10回以上来ていますが、知らないうどん店がまだまだたくさんあります。

イタリアでおいしいピザ店を探して歩くように、観光客がおいしいうどん店を探し歩く。国内だけではなく、海外からのインバウンド観光客も惹きつけています。

讃岐うどんは日本の他のエリアにはないローカルなスーパーコンテンツです。


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2024年10月18日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。