和歌山2区は、1票の格差を是正するため小選挙区の数が「10増10減」された結果、定数が3から2に減っています。この新たな区割りとなった「和歌山2区」は、保守分裂選挙となりました。
自民党を離党した無所属の世耕弘成氏が、自民党の新人二階伸康氏を抑えて優勢となっています。世耕氏は元参議院議員からの鞍替えであり、裏金問題で自民党から離党勧告を受けたため無所属で衆院選に挑んでいます。
一方、二階伸康氏は引退した自民党元幹事長の二階俊博氏の三男であり、父親の影響力を受けて立候補しました。二階氏は近畿ブロックで比例名簿順位が3位なので比例復活する可能性も高いと言われています。
和歌山2区は、二階氏が築いた強固な「二階王国」として知られており、世襲候補の二階伸康氏と、参院からくら替え出馬を果たした世耕弘成氏との激しい戦いが展開されています。
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また、自民党は世耕氏に対し、「当選しても復党を認めない」という異例の声明を発表しており、世耕氏は自民党からの逆風にもさらされています。