トランプ氏が第二次政権に入閣する予定である候補者を次々と指名しています。
しかし、蓋を開けてみるとトンデモ人事になりそうな予感しかしません。
始めの方に発表された人事は「まとも」な人ばっかりで油断していました。
ドナルド・トランプ – 大統領 スージー・ワイルズ – 首席補佐官 マルコ・ルビオ – 国務長官 マイク・ウォルツ – 国家安全保障問題担当大統領補佐官 連邦政府はフロリダの男と女に乗っ取られている
しかし、トランプ氏が大好きなFOXニュースで司会者として働いているヘグセス氏が国防長官に指名されてから雲行きが怪しくなってきました。
その後は、飼い犬を殺したことを自白した女性知事、ワクチン懐疑論の親玉、陰謀論者と批判されている元民主党下院議員など「トンデモ」な人たちに重要な閣僚ポストが割り振られています。
最も反発を生んでいる人事は司法長官候補のマット・ゲーツ元下院議員です。
ゲーツ氏は性的人身売買の疑いで司法省に捜査された疑いがあり、現在も米議会下院の倫理委員会によって違法薬物使用などの疑惑も追求されています。
トランプ氏は司法省によって自身が不当に追及されたと認識しています。
そのため、トランプ氏は法律の壁を乗り越え、自分の意のままに動いてくれるゲーツ氏を司法長官にしたいと考えています。
トランプ次期大統領がマット・ゲーツ氏を司法長官に選んだのは、一つの大きな理由からだ。 ゲーツ氏は、他の人がやらないような物議を醸す法律問題に関する汚れ仕事を誇りを持ってやるつもりだ。
また、ゲーツ氏の右腕となる司法副長官には自身の裁判を担当した弁護士を充てる予定です。「復讐」の準備は万端です。
既に5~10名の共和党議員がゲーツ氏の指名に反対しているとの情報があります。
ゲーツ氏を含めトランプ氏が閣僚に指名した人々は上院から承認される必要がありますが、今のままでは共和党上院議員の多くが反対しそうな閣僚候補ばかりが発表されています。
マット・ゲイツについてケビン・クレイマー氏: 「私は彼について懸念を抱いている…彼が私を含め多くの票を獲得するには、本当に険しい道のりを歩まなければならない…今日投票が行われれば…[共和党員5~10人が反対票]以上になるかもしれない。」 クレイマー氏は倫理委員会の報告書の公開も望んでいると述べている
しかし、閣僚以上に一番の「トンデモ人事」は大統領自身かもしれません。