兵庫県知事選で再選した斎藤元彦前知事が、折田楓が代表を務める『merchu』に選挙運動を依頼していた疑いが持たれている件で、疑惑の追及が続いています。折田氏が斎藤陣営のSNS戦略を担当し、街頭演説の動画中継などを行ったと投稿したことが発端です。
選挙運動への報酬支払いは公職選挙法で禁じられており、違反が認定されれば当選無効の可能性があります。
週明けから、大臣の記者会見や週刊誌の報道が続き、開示請求が相次ぐ状況になると予想されます。折田氏のnoteへの投稿が、日本中の注目を一気に引き寄せた形となりました。
折田氏の会社は兵庫県の事業に参画しています。以前から折田氏と斎藤氏と浅はからぬ関与があったと見られます。
折田氏のnoteへの「内情暴露」の投稿はあまりに軽率過ぎました。立花隆氏に手柄を横取りされたという被害者意識が原因とも言われています。
選挙違反の疑いがある以上、各メディアが報道し、立件の可否をめぐってスクープ合戦が起こると見られます。
広報会社は自治体の仕事と同じ感覚で選挙の仕事を進め、違法性への認識が不足していた可能性が指摘されています。
斎藤氏はかなり苦しい弁明を余儀なくされています。
一方の折田氏は沈黙を続けています。
折田氏は平凡な施策を大げさにPRしてしまったために斎藤氏を窮地に立たせてしまいました。
斎藤氏に起死回生の一手は残されているのでしょうか。