台北ではホテルの朝ごはんを食べない理由

Jui-Chi Chan/iStock

台湾の台北に来ています。台北の羽田空港とでも言えるような松山空港から予約したホテルまでは、タクシーで1000円ほど。あっけなくチェックインができました。

夕方から早速ホテルの周りを散策すると、近代的なビルに隣接するエリアに、昔ながらのローカルな商店街が広がっていました。

今回の宿泊先のW台北(ダブリュー・タイペイ)はマリオット系列のホテルです。マリオットボンヴォイカードのプラチナエリート会員になると朝食が毎回無料で付与されます。

ただ今回の台北滞在では、無料の朝食サービスを敢えて付けないようにしました。

台湾のローカルな朝食文化を楽しむためです。

翌日の朝、目を付けていたローカルな商店街に出かけると、たくさんのお店が路上で朝食サービスをやっており、通勤前の人たちで大人気でした。

残念ながら、私はメニューもほとんど読めませんし、言葉も通じないので、身振り手振りで注文するしかありませんが、さすがに「小籠包」はわかります(笑)。

 

路地裏にあった行列のできているお店(写真)に並んで、小籠包を買ってみました。1個8元(約30円)ですから、5個買っても200円足らずです。

お店の方がとても親切で、言葉はほとんど通じませんが、身振りで色々教えようとしてくれます。なんだかほっこりした気持ちになりました。

ビニール袋に入れてもらい、自分で醤油や薬味を入れてホテルの部屋に持ち帰りました。

小籠包で日本でも有名な鼎泰豊(ディンダイファン)とは違った素朴な現地の味。やはり、日本で食べる味とは何かが違います。

海外旅行に行くと、ホテルの中にあるような高級店よりも、観光客がほとんど行かないような、ローカルなお店に惹かれます。

最近はさすがに屋台では火の通っていないものは食べないようにしていますが、日本では見ることのない変わった料理や、ユニークの味付けに出会うのが何よりの楽しみです。

台湾も経済発展に伴い、前回来たときに比べると街が小綺麗になって、豊かさを感じます。それに伴い、屋台のお店が少なくなって、チェーン店が増えていくのはちょっと寂しいものです。

欧米の国に比べると台北の物価水準はまだ低く、日本人が出かけても割高感を感じる事はありません。

日本からのフライト時間も短く、すっかり気に入ってしまいました。日本人の手軽な海外旅行にはとても良い場所です。


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2024年11月29日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。