コロナ禍後にこんなことになってるのか…
新型コロナ禍後の10・20代の行方不明者増加
こちらのデータでは、新型コロナ禍後の10・20代の行方不明者が増加していることが鮮明になっています。また、新型コロナ禍前の数字よりも悪化しています。
この年代は上の世代よりも人数が減っているにもかかわらずです。
4年前にこの件を整理した際は、令和元年度については「年齢層別では、20歳代が最も多い。70歳以上は増加傾向にある」とあったのが、令和5年度については「年齢層別では、10歳代の行方不明者数が最も多く、10歳代及び20歳代で行方不明者全体のおよそ4割を占める。」と書かれていることからも、特徴が数字として表れています。
原因・動機は犯罪被害・事故遭遇のおそれ・不詳が増加
次に、原因・動機は犯罪被害・事故遭遇のおそれ・不詳が増加しています。
「その他」は、遊び癖や放浪癖、犯罪被害・事故遭遇のおそれのあるもの等だということなので、明確に「犯罪」と届け出があったものとは分けて書かれているものですが、コロナ禍前よりも1500人ほど増えています。
「不詳」も2000人増えています。
全体の件数が約9万件と、コロナ禍前の最高値である平成30年度の約8万8000人を2000人ほど上回っています。
さらに、令和5年度の発表数字からは【原因・動機の年齢層別割合】もこの資料に盛り込まれています。それまではありませんでした。
「10歳代以下が家庭関係、20歳代から30歳代までが事業・職業関係、60歳代以上は認知症が高い割合を占める」とありますが、「その他」の割合が9歳以下が約30%で最も割合としては多く、次いで10代となっています。
これは行方不明者届受理時に届出人から申出のあったものなので、「子供だから自身の身に起きた事柄や自分の行動の理由を説明できないがためにそうなっている」ということではありません。
まとめ:原因不明の行方不明がずっと増え続けている:外国人による拉致や人身売買の可能性は?
「原因不明の行方不明が増えている」ということは、令和元年度までの時点の統計でもその傾向でしたが、4年後の現在、その傾向が維持されている、むしろ強化されていると言えます。
私は以下書いていました。
9歳以下の行方不明者が増加している:行方不明者の統計 – 事実を整える
これまでは外国人による誘拐があり、それが増加していたということであれば、今年度の行方不明者の数が著しく減少しているはずで、そうであるなら外国人による誘拐が恒常的に発生していたことを示唆する有力な情報になると言えるでしょう
上掲のグラフ、令和元年度の行方不明者は86,933人、コロナ禍初年度の令和2年度は77,022人です。やはり、著しく減少していました。
これは、コロナ禍で日本人の外出自粛が続いたことが原因なんでしょうか?
確かに、宮城県内を車で運転していてコロナ禍前の水準に交通量が戻ったと感じたのは今年に入ってからで(むしろ仙台市は増えた可能性がある)、人の動きが活発になったことと連動しているに過ぎない可能性はありますが、コロナ禍前を上回る行方不明者数の増加というのは、日本国全体の人口が減っていること、特に若年層の人口が減っていることから考えると少し不可解です。
行方不明者の発生に地域性が無いか?ということも、内々では把握されているとは思いますが、どうなんでしょうか?
参考までに、令和5年末の在留外国人数は、341万992人(前年末比33万5,779人、10.9%増)で、過去最高を更新しており、これは令和6年6月も更新がされています。
JNTOの令和5年の訪日外客数は約2500万人で、入管の数字上は外国人入国者数は、2,583万810人で、前年に比べ2,163万2,765人増加。令和6年は1~8月までに2400万人なので、コロナ禍前の全盛期の3200万人を超える見込みとなっています。
さて、最近、外国人が児童を撮影した動画が拡散されたことを受けて行政が警戒を強めたという事案が発生しています。
「怖すぎる」「気持ち悪い」登下校中の児童を「盗撮」…中国語動画に批判殺到 山形県米沢市がパトロール実施: J-CAST ニュース
ただの相関関係に過ぎず、因果関係は無いのかもしれませんが、原因を特定するべきですし、公私ともに警戒を強めるべきでしょう。
編集部より:この記事は、Nathan(ねーさん)氏のブログ「事実を整える」 2024年12月6日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「事実を整える」をご覧ください。