結局、シリア内戦って、何なの?
これが大多数の日本人の素直な感想だろう。
実際、シリアの内戦問題に踏み込むと、とてもではないが、こんなコラムで書き切れるものではない。シリアはロシアが介入して後、シリア国内の平定より、ロシア軍の兵器の実験場としての趣が強い。アサド大統領も、弱い政府軍を補完する意味で、ロシアの無差別介入に対して、何もうつ手なしの状況だった。
ロシアがシリア内戦に介入した理由は、ボスポラス海峡からしか地中海を経て外海に出ることが出来ない現状を変え、シリア国内にパイプラインのルートを確保し、地中海に出る手段を得たかったからだ。その先にあるのは、トルコを親ロシア政府にしておいて、イラクを籠絡し、地中海に加え紅海やペルシャ湾にまでパイプラインを繋げば、ロシアのエネルギー産業は安定すると考えたのだろう。
ウクライナへの侵攻が長引き、戦費、兵器、兵士ともに窮してきたロシアとしては、シリアに余計な手を出す暇も人も金も無くなってきたので、アサドの懇願虚しく、シリアからの撤退を余儀なくされた。それを待っていたかのように、反政府軍が一気に巻き返しを図り、結果、持ち堪えられないと判断したアサドが亡命することとなった。
首都ダマスカスは、ほぼ無血開城状態となったが、反政府軍とて強固な指導体制があるわけではなく、また、混乱に乗じてクルド人部隊やISIS(イスラム国)の残党がシリア国内の覇権を握ろうと画策している。ISISは特定の指導体制があるわけではないので、おそらく、どこかのテロ組織に吸収されてしまうだろうが、問題はクルド人部隊だ。
現在、クルド人は一応トルコから国籍保障を受けている形になっていて、日本に出稼ぎに来るクルド人のほぼ全てがトルコのパスポートで来日し、迫害を受けている難民という形で難民申請を行い、ダラダラと日本に居続け、埼玉県川口市などを拠点に出稼ぎを行なっている。
本来、難民は仕事は出来ない筈だが、大野埼玉県知事は見ないフリをしてクルド人が働いていることを、半ば容認している。大野知事は人権問題でしばき隊や左派系政治家が騒ぐのが怖いから、放置状態にしているだけだ。自民党の支持も得ている以上、自民党にも責任の一端があると言って良い。
日本人的発想で言えば、難民と称する出稼ぎのクルド人を一掃し、一旦、母国に送致して、トルコにおいて再入国禁止措置をとってもらうか、いっそ、ここまでシリア国内が無茶苦茶になったのなら、シリアほ北部を制圧してクルド人国家を建設してもらって、クルド人が住める場所を自らの力で作って貰えばいいと思う。
難民と嘘を言って出稼ぎできるのが日本
何故、日本の富をクルド人に違法に提供しなければいけないのか?日本人は常にこの疑問が付き纏っている。そして、日本国内のしばき隊のようなキチガイ集団は、クルド人批判をすれば、差別だと大騒ぎする。まるでしばき隊は誰かに金を貰ってクルド人批判者を攻撃しているようではないか。
さらに埼玉県警ではクルド人の犯罪に関しての情報を公開しようとせず、県議会議員が問い合わせても答えようとしないと言う。おまけに大野埼玉県知事は、この件に関しては、知らぬ存ぜぬだ。
全てはクルド人は難民であると言う金看板による。
難民に対しての対応が不味ければ、マスコミに叩かれ、国連の人権団体から叩かれ、クソ野党から叩かれ、しばき隊のような出自もその裏にいる得体の知れない反社会勢力に叩かれるのが怖いのだろうか?
まるで大野知事は、神奈川県川崎市のような事例が川口市でも行われるのが怖いのだろうか?
川崎市の場合、神奈川新聞と朝日新聞を筆頭に、在日外国人に対するヘイトがあると騒いで、ヘイト禁止条例は差別と戦う人々が成し得た功績のように吹聴し、世論形成を行おうとしてきた。
実際には、神奈川新聞や朝日新聞など、差別主義者であるしばき隊の広告塔のようなもので、しばき隊のような差別主義者を擁護している神奈川新聞のようなメディアの方が問題なのだ。そして、この問題の背後には、反日政党の立憲民主党や社民党、共産党の存在が見え隠れする。
彼らの間違った多様性尊重の考え方は、地方都市の市民の考え方や価値観を壊さなければ、多文化社会や多様性社会の実現は不可能だと考えているかのうように感じる。価値観の押し付けや、マイノリティの過度な法的保護は逆差別を産むと言う根源的な問題には触れようとしない。そして、川崎市のような成功体験が、しばき隊のような差別主義者どもを増長させてしまう。こちらの方がはるかに問題だ。この点については、前回の拙稿の中で少し触れた。
しばき隊そのものは、元々の発端は日本の保守政治家に対抗する運動として勃興した。やがて、その行き場を失い、国政政党から金をむしり取る手法を思いついた鼻くそのような輩がその金を横流ししている実態が明らかになってきたことで、次第に、金儲けを主たる目的に、反差別という間違った正義感を利用して現在のような数十人の勢力を維持している。
言ってることは一見まともそうに見えるが、その中身は、偽善としか言えない。さらに自分たちの主張が取り上げられていないというやっかみだ。更にバカが公金ちゅーちゅーする手法を編み出し、金を引っ張れる手段を思いついた。これで金に困ることは無くなった。さらに、マスコミを利用することで、自分たちがまともなことを言っているという印象操作を行なっている。
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以後、
・しばき隊と部落差別とシリアの関係性
続きはnoteにて(倉沢良弦の「ニュースの裏側」)。