弾劾訴追された尹錫悦大統領の権限代行を務めていた韓悳洙首相も弾劾されました。
これにより尹氏の「代行の代行」であり、韓悳洙の「代行」でもあるは崔相穆副首相が韓国の内政・外交を担うことになります。
野党が要求する最高裁判所の裁判官の任命を韓氏が保留したことが、弾劾訴追の直接的な要因でした。
韓国では首相を弾劾するためには国会議員の過半数にあたる151票以上の賛成が必要です。
しかし、与党は韓氏が大統領代行であるため、過半数だけではなく、3分の2の賛成が必要だとして、弾劾の無効を求めています。
代行が弾劾されるという事態を誰が想像したでしょうか。
裁判官の人事が認められなければ、次は崔氏の代行が必要になります。
「指導者不在」の韓国民主主義は大丈夫なのでしょうか?