スタバの混雑解消法は「ダイナミックプライシング」

昨年もスタバ(スターバックスコーヒー)にはお世話になりました。

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2024年初に赤坂から晴海に引っ越しして、利用するお店は赤坂から勝どきに変わりましたが、注文するのは相変わらずホットコーヒーのショートの一択です。

昨年の後半からは、モバイルオーダーも活用するようになって注文時のストレスも無くなり、朝は散歩を兼ねて20分ほど歩いて行くのが日課になっています。勝どき店でもようやく「マグカップPLS」の人として認識されたようで嬉しいです。

この勝どき店を利用していて不満に思うことおは、店舗がそれほど大きくないせいか休日になると混雑することです。

土日祝日は会社がお休みのサラリーマン家族が朝からやってきて座る席がないことも珍しくありません。

そこで提案したいのが、ダイナミックプライシングの導入です。

ダイナミックプライシングとは、時間帯に応じて価格を変動させる方法で、有名なのはアパホテルの宿泊料金です。飲食店でもランチタイムを同じメニュで安くしたり、クリスマス特別価格といった方法で既に導入されているものです。

例えばテイクアウトは通常価格で提供して、店内利用の場合に追加料金を徴収すれば店内の混雑を緩和できます。

あるいは混雑緩和のため、利用時間の制限をかける方法もあるかもしれません。

例えば利用時間を2時間までに制限し、時間を超えたら席を立ってもう一度ドリンク注文しなければならないルールにする。

勉強道具一式を持ち込んで、スタバを自分の勉強部屋のように使っている人は意外に多いのです。

長時間座席を占領するのは空いている時は良いかもしれませんが、混雑時は狭いお店がさらに狭くなってしまいます。

リラックスするために来たお店で、席の争奪戦に巻き込まれて疲弊したくないので、スタバ関係者の皆様、混雑解消法の検討をどうぞよろしくお願いします。


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2025年1月1日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。