フジテレビ港浩一社長が会見するも「回答を控える」を連発

タレントの中居正広さんと女性とのトラブルに関連し、一部週刊誌がフジテレビ社員の関与を報じた問題について、フジテレビの港浩一社長が記者会見を開きました。同社はこれまで関与を否定していましたが、渦中のAさんだけでなく別の女性社員からの告発もあり、否定しきれなくなりました。

港社長は、今まで説明ができていなかったことを謝罪し、この事件については2023年6月頃に把握していたことがなどが明らかになりました。

また「第三者委員会」を設置することが発表されました。社員の関与に関しても調査委による検証に委ねるとしました。

しかし、参加したメディアが限定されたうえに「回答を控える」を連発し、核心には触れないモヤモヤとした会見となりました。

当初から会見に対して失望の空気が漂っていましたが、その通りになりました。

フジテレビWikipediaより

アメリカの投資ファンド「ダルトン・インベストメンツ」から第三者委員会の設置を求める書簡が送られるなど、対応への批判が高まっていました。この投資ファンドは、この問題がスポンサーや株主の信頼を損ねると懸念を表明していました。

 

ただし、スポンサーも同じ穴のムジナである可能性も出てきました。

参照:フジテレビには「女子アナ上納システム」がある?

会見の内容とフジテレビの対応は今後の信頼回復に向けた重要な試金石となるはずでしたが、危機対応はおおかたの予想どおり成功しなかったようです。