ゼレンスキー大統領「NATO加盟できるならすぐ辞めてもいい」の真意は?

ウクライナのゼレンスキー大統領は、23日の記者会見で、もしウクライナに平和がもたらされるのであれば、大統領職を辞任する用意があると表明しました。

ゼレンスキー大統領インスタグラムより

具体的には「NATO加盟できるならすぐ辞めてもいい」と言っています。

戦時中の現状での選挙は現実的ではないという意見もあります。

しかし、ことは単純ではないようです。

アメリカとロシアが提示している和平案は、停戦の後に選挙を経て和平合意に至る流れとなっています。一方で、ゼレンスキー大統領は「NATO加盟が実現してから辞任する」と主張しており、戦争を継続する姿勢を示しています。

ゼレンスキー大統領の正統性を担保するものはあまり多くはありません。

ゼレンスキー大統領とウクライナの理念は、ガザ紛争で米国バイデン政権に追随し、イスラエル側の立場を取った結果、中東、アフリカ、アジアで大きな支持を失ってしまったようです。

いずれにせよ、ウクライナ国民の負担はさらに大きなものになっていくようです。