立花たかし氏に情報を渡した兵庫県議たちの重い責任は免れない

終わらぬ兵庫知事選の後始末、維新のリーク県議らが3人そろって時間無制限会見で釈明へ 産経新聞

終わらぬ兵庫知事選の後始末、維新のリーク県議らが3人そろって時間無制限会見で釈明へ
斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発文書に端を発した昨年11月の知事選で、日本維新の会の複数の県議が政治団体「NHKから国民を守る党」党首、立花孝志氏に情報提供したと…

維新の県議たちが、立花たかし氏に百条委員会で非公開とされた情報を提供していたことが大きな問題になっています。

「政治的緊急避難だ」「県民への情報提供であり許されるべき」

という声もありますが、私はこれについてはさすがに「ナシ」だと考える派です。
※一般個人の見解です

まず大前提として、やはり議会で「非公開」とされたものを勝手にオープンすることは重大なルール批判であり、政治的テロ行為です。

どんなに素晴らしいことでも目的は手段を正当化しないですし、それを認めてしまったらもう議会制民主主義は成り立ちません。

そしてもう一つは、立花たかし氏という第三者であり知事候補者に渡して発信を託したところ。

「マスコミに渡しても握りつぶされる」

と思ったのなら、自身のSNSで堂々と、責任を持って発信するべきです。県民に情報を伝えることは県議会議員・政治家として重要な役割の一つですし、SNS時代の現在、全員にその力があるはずです。

にもかかわらず、自身は立場を明かさずに発信力のある他人に非公開情報を託す。

これはあわよくば自分の存在は表に出さずに、無責任に非公開情報を暴露させようとした「保身」だと批判されても仕方ないと私は感じます。

立花孝志氏 NHK党HPより

私はこれは議会人・政治家としての自殺であって、自ら議員辞職する以外にない案件かなと感じています。

とはいえ、まずは当事者たちの言い分にも注視してきたいと存じます。

参照:兵庫 維新県議3人が会見 立花氏への情報提供認め謝罪 NHK(編集部付記)


編集部より:この記事は、前参議院議員・音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2025年2月22日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。