10月終了のWindows10を有効活用する方法

黒坂岳央です。

2025年10月でWindows10はサポート終了となる。一部の機種はWindows11へ移行することができるものの、システム要件を満たしていない機種は移行ができない。

また、裏ワザを使えば半ば無理やり以降できるが、Windows11はかなりのスペックを必要とするので重くて使えず、結局は買い直すという人もいるはずだ。

筆者の法人ではかなりの数の「10月以降使えなくなるWindows10PC」が出てしまった。だが、本稿で紹介する裏ワザで息を吹き返した。その方法とは何か?UbuntuPCとして使うのだ。

Tatyana Larina/iStock

Ubuntuなら快適に使える

Ubuntuを簡単に言うと、Windows、MacOSなどと並ぶLinuxの派生OSである。ここでは難しい説明は省く。

聞き慣れない人も多く、筆者自身も先日まで触ったことがなかった。しかし、想像以上に簡単でWindowsやMacが使える人は全員問題なく使用可能だ。

Windowsと比べてUbuntuは動作が軽く、操作も簡単。意外にセキュリティも高く、ブラウザでネット検索、YouTube視聴、ネットショッピング、Officeオンラインくらいならサクサク動く。

もちろん、何でもできるわけではない。アドビソフト、動画編集、会社で使用するビジネスソフトなどは動作しない。しかし、日常使い程度ならほぼ問題ないので、クリエイター以外の人におすすめできる。

移行できないWindows10をメルカリに売って新しく書い直す、という人もいるかもしれない。だが、同じことを考えている人は多いだろうし、そうなれば安く買い叩かれるだけだ。パソコンはちょっとした検索や動画くらいしか使わない、ということなら買い直しよりUbuntuPCとして使用することを検討するのはいかがだろうか?

筆者は試しに入れてみたが、あまりに操作が簡単かつ動作も軽快なので驚いてしまった。一度試す価値はあるだろう。詳しいやり方は今どき記事や動画がたくさん出ているので参考にすると良い。

 

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ビジネスジャーナリスト
シカゴの大学へ留学し会計学を学ぶ。大学卒業後、ブルームバーグLP、セブン&アイ、コカ・コーラボトラーズジャパン勤務を経て独立。フルーツギフトのビジネスに乗り出し、「高級フルーツギフト水菓子 肥後庵」を運営。経営者や医師などエグゼクティブの顧客にも利用されている。本業の傍ら、ビジネスジャーナリストとしても情報発信中。