メジャーリーグとプロ野球の違いは「ラーメン」に似ている

Kirk Wester/iStock

大谷翔平選手の活躍で盛り上がっているアメリカのメジャーリーグですが、知り合いの方のご紹介でロサンゼルスのドジャースタジアムのホームランシートを予約してもらいました。

試合は9月のフィリーズ戦で、キャンセル料がかかるのを承知で思い切って40枚をまとめて購入。

ちなみにホームランシートとは、写真の◯印に設けられた外野の特別席です。一般には販売されていないプライスレスな座席になります。

今回は私が主宰する投資家コミュニティー「資産設計実践会」メンバーと現地の不動産視察も兼ねて出かける予定です。

かつて名古屋に住んでいた頃に、中日ドラゴンズがリーグ優勝したこともあって、私はプロ野球では中日ファンです。

しかし、最近のチームの成績低迷や知らない選手が増えてきたこともあって、最近のプロ野球にはあまり興味がありません。

メジャーリーグもそれほど詳しいわけではありませんが、試合中継を見ると素人目にもプロ野球との違いを感じます。

ラーメンに例えて言えば、メジャーリーグがお店のラーメンだとすれば、プロ野球はインスタントラーメンのようなものではないでしょうか?

同じラーメンであっても味や価格は異なり、同じ麺類でも別もの。それぞれが独自の進化を続け、インスタントラーメンが専門店の味を目指している点も似ています。

どちらにも味わいの違いがあり、ラーメン好きならカップ麺も食べるのと同じように、日本人の野球ファンであればどちらも楽しめるはずです。

価格に関して言えば、ドジャースタジアムのチケットは円安の影響もありシートによっては10万円を超えています。

一方のプロ野球では、東京ドームの高額チケットでもせいぜい15,000円くらいです。

チケットの価格だけではなく、グッズの販売や放映権などもメジャーリーグは圧倒的なスケールを誇り、選手の年俸もそれに応じた格差がついてしまっています。

そんな価格差もラーメンに似ています。

9月の時点でドジャースがワールドシリーズ優勝に向けて、戦いを続けているかは分かりません。

せっかく試合観戦をするのであれば、消化試合ではなく優勝を賭けた緊迫感のある試合を、日本の野球場とは違うボールパークの独特な雰囲気で味わいたい。これが今の率直な願いです。


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2025年4月12日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。