前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏が代表を務める地域政党「再生の道」は、今夏の参議院選挙において10人の候補者を擁立する方針です。
石丸新党、参院選10人擁立へ 政策は公教育の充実https://t.co/KcZsRrdzt8
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) April 18, 2025
都議選の公認候補の最終選考に残った人に参院選出馬の意思を確認し、今夏の参院選に候補者擁立を検討していると明らかにしていました。
石丸伸二氏の新党、夏の参院選にも候補擁立を検討 地域政党「再生の道」都議選候補の公募に応じた人からhttps://t.co/lGhCJqohKa
— 東京新聞デジタル (@tokyo_shimbun) March 14, 2025
参院選では、選挙区と比例代表を合わせて10人以上の候補者を擁立すれば、政党として扱われます。内訳は東京選挙区に1人、比例代表に9人であり、石丸氏自身は出馬しないと明言していますが、候補者集めもなかなか大変そうです。
「再生の道」文京区の公認候補内定者はこちらの方。さすがに志望動機の上段に書いてあることは認め難いなと思いました。もちろん議案に賛否を示すことが一番大事な仕事ではある訳ですが、それだけが仕事の全てだと思っている議員はどこにもいないと思う。 pic.twitter.com/TWp2rf5r44
— 依田翼@文京区 (@yodatsubasa) April 16, 2025
公職選挙法上の政党要件を満たさない場合、比例代表での立候補ができず、ハガキやビラの枚数も制限されます。衆院選では政見放送ができず、寄付金の上限も厳しく定められます。
参照:政党要件ギリギリの政党が候補者10人擁立する理由 政治山
主要政策としては「教育投資」を掲げ、公教育の質の向上や公立学校教員の職場環境の改善を目指すとしていますが、参政党のデジャブになってしまうことを心配する声が以前からあがっています。
さっきやってた都知事選候補予定者の共同記者会見のコメントを見ていて思いましたが、石丸さんの支持者の言動が、参院選で国政政党になった時の参政党の支持者の雰囲気に似てるんですよね。…
— KAZUYA (@kazuyahkd2) June 19, 2024
なお、「再生の道」は2月から都議選に向けた候補者選考を進めており、同じ公募から参院選の候補者も選出しています。一方で、次期衆議院選への候補者擁立は準備が間に合わないとして見送る方針です。

石丸氏の以前の会見のようす ニコニコニュースより
一方、2024年7月の東京都知事選挙に関連して、石丸氏の陣営がライブ配信を担当した業者に対し、公職選挙法に違反する形で報酬を支払った疑いがあるとして、大学教授と市民団体が警視庁に告発状を提出し、7日付で受理されたことが判明しています。
石丸伸二氏の都知事選ライブ配信、市民団体と大学教授の告発状受理…「報酬支払いは公選法違反」指摘https://t.co/BJIOAzHqlN#ニュース
— 読売新聞オンライン (@Yomiuri_Online) April 10, 2025
ただし、市民団体は被告発人を特定せずに告発しており、いずれの場合も石丸氏本人は告発の対象には含まれていないとのことなので、石丸容疑者にはなりません。
石丸伸二被疑者になる!
去年の東京都知事選巡る石丸氏陣営への告発状受理 公職選挙法違反の疑い 警視庁(テレ朝news) https://t.co/MGZIglgwd4— 立花孝志 NHK党【党首】7月の参議院全国比例立候補予定です (@tachibanat) April 10, 2025
告発によれば、決起集会のライブ配信に関して業者に約97万7千円を支払ったとされますが、石丸陣営はこの支払いについて「配信はボランティアによるものであり、支払ったのは機材キャンセル料だった」と説明しています。
石丸伸二の選挙プランナーだった藤川晋之助さんが亡くなられたそうだけど、石丸伸二の公職選挙法違反の買収にしか思えないキャンセル疑惑にはどれくらい噛んでたのかなって気になる
— 暇空茜 (@himasoraakane) March 11, 2025